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鏡割りをする来賓ら。左からジョージ・タケイ、三宅明巳、宮崎マック、伊原総領事、金井紀年、ポール・テラサキ、テリー・ハラ、鈴木康義、半田俊夫の各氏

鏡割りをする来賓ら。左からジョージ・タケイ、三宅明巳、宮崎マック、伊原総領事、金井紀年、ポール・テラサキ、テリー・ハラ、鈴木康義、半田俊夫の各氏



在ロサンゼルス日本国総領事館はこのほど、ハンコックパークの総領事公邸で二〇〇九年新年レセプションを開いた。ロサンゼルス地区の米政財界、日系主要団体など各界の名士ら約三百五十人の招待客が参加。鏡割りやおせち料理など伝統の正月文化を堪能し新年の門出を盛大に祝った。

公邸には門松が立てられ、茶道、華道、書道など文化人の多くが新年らしく着物姿で参列、琴演奏が迎春ムードを一層盛り上げた。日本情緒が会場いっぱいに漂い、めでたさで溢れる中、伊原純一総領事が新年のあいさつに立った。

総領事は先に開かれた在米公館長会議に出席し、ワシントンDCで霧雨の中、凍えたという。LAに戻り、空が澄み渡る温暖な気候に「ロサンゼルスの総領事になることができた私は、なんてラッキーなんだ」と独り言を言って喜んだ、と会場の笑いを誘った。

厳しい経済情勢の中、二十日に米国大統領に就任するオバマ氏が言った「経済は最悪の状態だったが好転する」との見通しを紹介。「日米共同で不況を乗り切り、繁栄の二〇〇九年になることを」と新年に期待を寄せた。

また、同レセプションが、ボランティアとして活躍する日系社会のメンバーと親日米国人に感謝を述べるいい機会だとし、総領事館に対する継続したサポートに謝意を表した。「総領事館の職員全員が全力を尽くします。今年もよろしくお願いします」と話し、あいさつを締めくくった。

伊原総領事とともに来賓の日系社会の重鎮八人が「JAPAN」とプリントされた揃いの法被を着て鏡割り。長老の三宅明巳さんの発声で祝杯を挙げた。

新年を祝い色彩豊かなおせち料理が振る舞われた

新年を祝い色彩豊かなおせち料理が振る舞われた

招待客は日系米国人の多さが目立った。古沢洋志・日系担当領事は、日系人が「日米のゲートウェイの役割を果たしてくれている」と説く。日系人はカリフォルニア州議会の関係者をよく知っており紹介を受けるという。またダニエル・イノウエ上院議員をはじめとする有力議員も多く心強い。経済においては、日米貿易の良好な関係を維持するために日系人の力が必要とする領事は「日系人との関係を強固なものにしたい」と述べた。

地元テレビ局KTLAのニュースキャスター、フランク・バックリーさんは日本人の母を持ち日本語を流暢に話す。二〇〇六年に同総領事館の勧めで「日系人リーダー訪日プログラム」に参加した。JBA(南カリフォルニア日系企業協会)会員との交流会にも出て「日本とのかかわりが強くなり意義深かった」とし、在米日本人と日系人が積極的に会話すべきと提案する。「日本人の血が流れているわれわれ日系人すべてが日本を愛していて、日米のために役に立ちたいと思っている」と両国の橋渡し役を志願した。

新年のあいさつで、経済の回復を願った総領事は、日本の比較優位に力を込める。環境技術で世界をリードする日本を「先進的な政策のカリフォルニア州で、実力を発揮すべき」と提言。総領事館が日系民間企業に対して行える支援は限られているとしながらも、日本食の紹介イベントや環境イベントの支援に力を入れる意向を示した。和食と地酒紹介イベント(三月、アナハイム)のメディア向けイベントが同公邸で開かれる予定で、今年もさまざまな目的に公邸は利用される。(永田潤、写真も)

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