Dana Middle School

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兜と陣羽織に身を包むワンくん

兜と陣羽織に身を包むワンくん

アケーディア市のサンタアニタ競馬場で3月28日に開かれた「ジャパン・ファミリーデー」で日本文化を紹介した参加者がこのほど、競馬場から数マイル南に離れた同市立ダイナ中学校(ジム・タロウリー校長、生徒数約800人)を訪問し、福島県の「相馬野馬追」や相馬焼、相撲、空手、おりがみ、書道を披露した。

参加した生徒は6年生から8年生の生徒約500人。7年生は世界史の授業の一貫で日本史を学び終えたばかりで、タロウリー校長は「パーフェクトのタイミングで来てくれた」と歓待した。

講堂に集まった生徒らはまず、「ジャパン・ファミリーデー」の実行委員会が用意した日本に関するビデオを鑑賞し、文化や各地の名所などを学習。知識を深めてから、「生きた」日本文化を学んだ。

南相馬市から訪米した侍一行は中島三喜団長と甲冑武者役の今田為夫さん、鈴木正徳さん。鎧兜に身を固めた侍3人は、福島に伝わる1千有余年の相馬野馬追の歴史を紹介。毎年7月に行われるイベントには計500騎が疾走、「出陣式」「甲冑競馬」「神旗争奪戦」が繰り広げられると説明し、参加を呼び掛けた。

おりがみを折る女子生徒ら

おりがみを折る女子生徒ら

その後は、1クラス生徒30人ほどが参加する少人数制のワークショップを3回開き、生徒らは日本文化を体験学習した。

ステージでは、相撲と空手のデモンストレーションが行われた。相撲は、約300年の歴史が紹介され、巨漢力士が激しくぶつかり合い数種の技を披露。空手は、すばやい突きや蹴りの他に護身としても有効であることが紹介された。質疑応答で生徒はすもうの取り組みでの女性力士の服装や、空手の黒帯を取る条件などを興味深く尋ねていた。

相馬野馬追のブースでは、兜に陣羽織を身に着けたのはジャスティン・ワンくん(13)。「ヘルメット(鉄兜)は思ったよりも重い」と、苦闘しながらも「サムライになった気分」と喜び相馬の侍たちと記念写真に納まった。

中島団長は「生徒は目を輝かせ、われわれの郷土文化を熱心に学ぼうとした。とてもうれしい。遠くから来た甲斐があった」と喜んだ。

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習字を初体験するダルトン君

米国人の多くが漢字に興味を持ち、自分の氏名を書くことを好む。ダルトン・ベルチャーくん(13)は、書道に挑戦。「筆で絵は描いたことがあるが、文字は初めてでわくわくする」と言いながら「水」を揮毫、氏名をカタカナで記した。作品に満足した様子で、「両親に見せて僕の部屋に飾りたい」と、大事そうにしまっていた。

同校に文化紹介のグループが訪れるのは今回が初という。生徒の約7割は中国系で他は白人、黒人、韓国系、日系などで構成されている。タロウリー校長は、「(多人種の学校にとって)異文化の紹介は重要。とてもありがたい」と述べた。【永田潤、写真も】

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