二世週祭:テリー・ハラ実行委員長インタビュー

0

 第69回「二世週日本祭」を力強く率いるのは、今年でロサンゼルス市警察(LAPD)入署30年目を迎え、昨年アジア系初の副本部長に就任したテリー・ハラ実行委員長。オプティミストクラブなどでの活動を通じ、多くの素晴らしい個人、団体との出会いを機に、コミュニティーの大切さを再認識。以来、日系社会の長年のテーマだった「日系人と日本人の友好関係構築」に積極的に取り組む。今年の二世週祭は、ハラ実行委員長指揮の下、未だかつてない日系人と日本人のコラボレーションがみられる。その熱意を語ってもらった。

テリー・ハラ二世週日本祭実行委員長

テリー・ハラ二世週日本祭実行委員長


  ハラさんが特に力を入れてきた「日系人と日本人の協力関係構築」。なぜ、大切なのですか―

 歴史的にみれば、私たちは同じ故郷を持つ者同士で「一つのコミュニティー」。互いの理解を深め、協力し合い、助け合うことにより、より一層の「コミュニティー精神」が生まれます。
 新一世や在米日本人との交流は、われわれ日系人のルーツを探る上でとても重要なものになってきます。また逆に、異国の地で頑張る日本人を手助けするのも私たち日系人の役目だと思っています。
 新一世の人たちと話をしてみると、われわれ日系人と同様に、「日米をつなぐ懸け橋として役目を果たしたい」「コミュニティーのために何かをしたい」と思っていることが分かりました。二世週祭は、それらを実現する絶好のチャンスなのです。日系人と日本人が一体となり、コミュニティー精神を高める最高の機会なのです。

  今年の二世週祭での日系人と日本人のコラボレーションについて、具体的にどんなことがありますか―

 子供ねぶたや七夕飾りなどがそのいい例です。日本人コミュニティーがよく理解しているこれら日本の伝統行事を、われわれ日系人に伝授、ともに築き上げていく。ここに日系人と日本人の「懸け橋」「絆」ができています。
 また、今年のテーマ「祝祭の年」に合わせ、創立100周年以上の県人会や日系諸団体と、姉妹都市提携50周年を迎えたロサンゼルス市と名古屋市を表彰します。ここにも、日系人と日本人のコラボレーションがみられます。

  ハラさんがコミュニティー活動にここまで力を入れる理由は何ですか―

 とにかく人が好きだから。人との触れ合いを通じ、多くを学び、エネルギーをもらっています。ボランティア活動によって人を助けることができたり、コミュニティーをまとめることができたり、喜びや幸せを作り出すことができた時に見る人々の笑顔が忘れられず、ずっと続けていきたいと思っています。
 周知の通り、今経済は歴史的な落ち込みをみせています。こういう時期だからこそ、皆で集まり、助け合い、ともに有意義な時間を過ごす必要があると思います。実際、今年二世週祭を手伝ってくれているボランティアは、日系人、日本人のみならず、さまざまな人種やコミュニティーが入り交じり、今までにないほどの数に膨れ上がっています。
 二世週祭は、多民族が集まるロサンゼルスでわれわれ日系や日本の文化を広め、共有できる最高のチャンスです。あらためて、自身のアイデンティティーを確立し、われわれの文化に誇りを持ちましょう!
ぜひ、小東京に足を運んで、祭りの熱気を肌で感じてください。最高の時間を過ごせることを約束します!
【取材=中村良子】 

Share.

Leave A Reply