日米修好100周年記念奨学金:日系子弟22人に授与

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 南加日系商工会議所(半田俊夫会頭)は25日、「日米修好100周年記念奨学金基金」の授与式と功労者顕彰式を、モンテベロのクワイエットキャノンで催した。今年は、60人の応募の中から成績優秀な22人の日系子弟が選ばれ、それぞれ奨学金が授与されるとともに、長年にわたる同基金への貢献をたたえ、鞘野夫妻を表彰した。

 同奨学制度は、日系子弟の育成を目的に1960年、日米修好条約締結100周年を祝い発足したもので、今年で49年目。日商の会員や日系社会の有志、企業などからの寄付金でまかなわれており、昨年までに1577人、総額70万3950ドルが授与されている。

 授与式を前にあいさつに立った半田会頭は、受賞生を、「長年過ごした巣を飛び立とうとしている鳥」に例え、「将来を自分の力で見つけ出せるよう高く飛び立って」とエールを送った。

 在ロサンゼルス日本国総領事館の手塚義雅首席領事は、「教育は社会の基礎」だと述べ、多くを学び将来は日米の懸け橋的存在になれるよう励ましの言葉を贈った。

今年の奨学金受賞学生。後列右から4人目が半田会頭

今年の奨学金受賞学生。後列右から4人目が半田会頭

 受賞者は、一人ずつ名前が呼ばれ、学歴や進学先、専攻科目や将来の夢などが紹介され、半田会頭から賞状が、また奨学基金各寄贈者から奨学金が授与された。

 受賞者を代表しステージに立ったトーレンス在住のスティーブン・大樹・吉沢さんは、カリフォルニア大学バークレー校への進学が決まっている。吉沢さんは、日頃「悪者」となり子供たちを厳しく指導してくれる親に感謝。「(子育ての大変さにもかかわらず)十分な感謝を受けていない」として、自身の両親をはじめ、会場に集まった各受賞者の親らに対し、あらためて感謝の言葉を述べた。

半田会頭(左)から記念の楯と賞状を受け取る鞘野夫妻。右は中村達司顧問

半田会頭(左)から記念の楯と賞状を受け取る鞘野夫妻。右は中村達司顧問

 またステージ上では、長年にわたる同基金への貢献をたたえ、鞘野正一、信子夫妻を表彰した。

 基調演説には、全米日系人博物館のアケミ・ヤノ館長が招かれ、「歴史的遺産はわれわれの弱みではなく、強みである」とのオバマ大統領の演説の一部に触れ、「日系人として誇りを持って前進してほしい。そして、われわれよりも前にこの地に足を踏み入れ、苦労を乗り越えた人たちを忘れないでほしい。その人たちのためにも、またコミュニティーがさらに向上できるためにも、将来はわれわれの手助けをしてほしい」と、若者に呼び掛けた。

 今年度の奨学金受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽ショーン・ケンジ・ボンネル▽福本充希▽古川翼▽カート・孝明・池田▽板村彩音▽悠・エレン・伊東▽永井静華▽ダロン・宮▽カナ・ミズオカ▽水谷聡志▽ケビン・勇雄・森▽玻奈・コーデリ・森上▽中川宏隆▽ケビン・正孝・二宮▽タイラー・喜貴・親川▽翔平・ジャスティン・大関▽モーリー・真由美・芹沢▽高島愛里▽マーク・ツカヒラ▽山下未夢▽スティーブン・大樹・吉沢▽クリスティーナ・マリコ・ユー
【中村良子、写真も】

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