二世週祭:南加詩吟連盟が吟詠大会、構成吟で「菅原道真」

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 尚道会、錦声会、国誠会、国風会、菁吟会、国総会、錦友会の7流派で構成される「南カリフォルニア詩吟連盟」(谷口国瑞理事長=尚道会)は8月30日、「第69回二世週日本祭吟詠大会」を、ベニス日系人会館で催した。集まった各会の会員ら約160人は日頃の練習の成果を発揮、吟道精神にのっとり、流派を超えた吟士同士のつながりを強化した。

構成吟「菅原道真」を吟じた各流派の吟士

構成吟「菅原道真」を吟じた各流派の吟士


 谷口理事長はあいさつの中で、「それぞれの異なる会が一致団結して大会を催すことはとても素晴らしく、その成果が吟会の発展へとつながってゆくことと思う」と、横のつながりの大切さを呼びかけた。
 その後参加者は一同起立し、奥村国鉦さん作の「南加詩吟連盟会詩」を大合吟後、吟詠第一部を開始、各会の吟師が朗々と詩を吟じた。
構成吟「菅原道真」で、「九日の後朝にして同に秋思を賦して制に應ず」を吟ずる尚道会の宮木国文さんと池田国永さん

構成吟「菅原道真」で、「九日の後朝にして同に秋思を賦して制に應ず」を吟ずる尚道会の宮木国文さんと池田国永さん


 同吟詠大会の目玉である各流派が協力して吟じる「構成吟」では、今年は「菅原道真」を起用。尚道会が年明けから編集、作成した。ナレーターは、尚道会の会員で、講談師でもある吉見嘯峯さんが担当。腹の底から出る声に会場からは感嘆の声が漏れた。全流派の吟士が揃っての合同練習は2回しかなかったにもかかわらず、代表吟士23人はそれぞれの練習の成果を発揮、各流派のスタイルの違いを越え、最後まで息の合ったところを見せた。
 第二部は各会の師範らが詩を吟じ、最後はカラオケでさらに横のつながりを強めた。
 このような流派を超えた吟詠大会は、「連合詩吟大会」との名で約40年以上前から催されていたが、詩吟の繁栄と流派を超えた吟友同士のつながりをさらに強化する目的で、1990年、南加詩吟連盟が設立された。同連盟は現在、来年の創立20周年に向け準備を進めている。
会場に訪れたハラ二世週日本祭実行委員長と、(左から)クイーンのヘザートンさん、ファーストプリンセスのタマルさん、プリンセスのヒロセさん

会場に訪れたハラ二世週日本祭実行委員長と、(左から)クイーンのヘザートンさん、ファーストプリンセスのタマルさん、プリンセスのヒロセさん


 この日はまた、二世クイーンのデイナ・フジコ・ヘザートンさんとファーストプリンセスのマリサ・サオリ・タマルさん、コートのミシェル・ユカリ・ヒロセさん、テリー・ハラ実行委員長も立ち寄り、同連盟会員らと交流を深めるとともに、日本文化に触れた。 
【中村良子、写真も】

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