全日本高校選抜チーム:練習試合で勝利、大会へ弾み 堂林が決勝本塁打

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6回、左翼に2ランホームランを放つ堂林翔太

6回、左翼に2ランホームランを放つ堂林翔太

 日米親善高校野球大会(5日―7日、コンプトン)の開幕を2日後に控えた3日、全日本高校選抜チームは大会会場のアーバン・ユース・ベースボールアカデミー球場で地元の強豪チーム「RBI」と練習試合を行い3―1で勝利し、大会へ弾みをつけた。1―1で迎えた六回に4番堂林翔太(中京大中京)の2点本塁打で試合を決めた。
 練習試合とはいえ、「3連勝して日本に帰る」(大藤敏行監督・中京大中京)と意気込む全日本にとっては大会の前哨戦。一回裏に先制点を許した次の二回、猿川拓朗(花巻東)が左中間二塁打を放ち、相手のまずい守備で三塁に進んだ。1人倒れた後、高橋義人(日本文理)の左前適時打で同点とした。
【写真上】1回、二盗を決める河合完治(13)【写真下】2番手で登板した山田智弘(県岐阜商)。2回を打者7人に対し1安打2三振、無失点と好投した

【写真上】1回、二盗を決める河合完治(13)【写真下】2番手で登板した山田智弘(県岐阜商)。2回を打者7人に対し1安打2三振、無失点と好投した

 大藤監督が「アメリカ独特のムービングボールをとらえきれずにいた」と振り返ったように、5回までの得点は2回の1点のみ。その動く球を打ちあぐんでいた堂林が六回、エラーで出た河合完治 (中京大中京)を一塁に置き、第3打席に立った。
 2連続三振を喫していた堂林は動く球に「コンパクトに振り抜こう」と、バットを短く持ちアジャストし、狙い球を速球一本に絞った。スライダーを続けて2球見逃した後、「甘い球だった」という真ん中低めの速球を逃さずフルスイング。打球は左翼フェンスを越えた。堂林は本塁打について「完璧だった。アメリカで打てて最高」と素直に喜んだ。「アメリカのピッチャーがどういう球を投げるのか分った」と、感触をつかんだ様子で大会へ向け「全部勝ちたい」と力強く語った。
 大藤監督は、堂林の一発を「4番の活躍をしてくれた」と誉めた。殊勲の陰には2盗塁を決めた主将・河合の活躍があるとした。本塁打の場面で、一塁にいた河合の足を警戒した投手がプレッシャーを受け速球を投げ、それを堂林が打った、と分析した。
 全日本の投手陣は、10安打を許したものの5人の継投で1点に抑えた。大藤監督は、2回をメドにした投手交代について、(甲子園大会と日本の合宿から)登板間隔の空いた投手に実戦感覚を取り戻させるためと説明。さらに「球数を多く投げさせたくなかった」とし、大会に備え投手陣を温存させた。
 監督は、第1日目の先発投手を岡田俊哉(智弁和歌山)と明言。大会は「苦戦になると思うが、ピッチャーを中心にしたディフェンスがカギ」と予想し、守りを固めたチームで臨み、目標の3連勝を目指す。【永田潤、写真も】

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