敬老:8人の功労を顕彰し「創立者の壁」

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リボンカットし、ファウンダーズ・ウォールの完成を喜ぶ創立者。左からジェームズ・ミツモリさん、キヨシ・マルヤマさん、ジョージ・アラタニさん、フランク・オオマツさん

リボンカットし、ファウンダーズ・ウォールの完成を喜ぶ創立者。左からジェームズ・ミツモリさん、キヨシ・マルヤマさん、ジョージ・アラタニさん、フランク・オオマツさん

 敬老シニア・ヘルスケア・インクは共同創立者の功労を顕彰した「創立者の壁(ファウンダーズ・ウォール)」の完成記念式典を9月26日、ボイルハイツの引退者ホームで催した。参加者約100人が、日系社会がやがて抱える高齢者問題を見越し行動に移した8人のリーダーの功績を称えた。
 創設者は―ジョージ・アラタニさん、故エドウィン・ヒロトさん、キヨシ・マルヤマさん、ジェームズ・ミツモリさん、故ゴンゴロウ・ナカムラさん、フランク・オオマツさん、故ジョセフ・シノダさん、故フレッド・ワダ(和田勇)さんの8人。
 皆先見の明のある日系2世ばかりで、老いゆく1世の介護や独居などの問題を憂い、高齢者施設の建設を提唱した。日本にも赴き、その必要性を訴え募金運動などに奔走、日系社会を動かしプロジェクトを実現させた。
 「創立者の壁」は、2011年の50周年記念事業の一環として実施され、居住者が憩うパティオに設置された。壁には敬老創立の理念や立案から創立、50周年までの歴史、創立者の功績がそれぞれ写真を添えて紹介されている。
 式典は、現存する4人の創立者がリボンカットのセレモニーを行い、功績を後世に伝える壁の完成を盛大に祝った。ミツモリさんが代表スピーチを行い、当時の逸話を紹介しながら、敬老の果たす社会的役割の重要性をあらためて説いた。
 ミツモリさんはあいさつで、「(代表の)ヒロトさんに他の7人は引っ張られてやってきた。われわれの名がこのすばらしい壁に記録され光栄である」と喜んだ。活動当初を回顧しては「英語が分からず日本食を食べる1世を生活習慣の違う白人系の施設に入れるわけにはいかなかった」と、発起した理由を明かした。
 敬老のショーン三宅代表兼最高経営責任者(CEO)は、今後も創立者の意志を尊重し、「敬老」精神を持って経営に当たる考えを示した。【永田潤、写真も】

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