弦哲也、川中美幸が共演:抜群の歌唱力、絶妙トークで魅了

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熱唱する弦哲也(左)と川中美幸

熱唱する弦哲也(左)と川中美幸

 日本の演歌界をリードする作曲家の弦哲也と歌手の川中美幸の共演によるチャリティーコンサート「演歌一夜2009」が11月1日、日米劇場で開催された。2人はソロ、デュエット合わせて18曲を熱唱、抜群の歌唱力と絶妙のトークで会場を埋めた約800人の演歌ファンを魅了した。
観客に優しく語りかける川中

観客に優しく語りかける川中

 トップに君臨する作曲家と日本を代表する演歌歌手が同じステージに立つことは、他では見られないという。さらに、紅白でトリを務めたことのある歌手が当地に招かれることも稀で、参加者は貴重なショーを味わうように一曲終わるごとに大きな拍手を送った。
 川中は歌のみならず、得意のトークでも会場の笑いを誘いステージを盛り上げた。「『かの』有名な」と自己を紹介。新型インフルエンザの影響で5カ月間、公演が延期されたことへの詫びとして「化粧を厚めに塗ってきた」と笑わせ、11年ぶりに発表したオリジナルアルバムについては「買う癖をつけて下さい」とセールスし、会場を大いに沸かせた。
弦から歌唱指導を受ける柴洋子さん(右)

弦から歌唱指導を受ける柴洋子さん(右)

 日系社会には2人の作品をこよなく愛し、カラオケ大会などで歌うファンが多い。そんな1人の柴洋子さん(ひまわりカラオケ所属)が舞台で弦から直々に歌唱指導を受けた。弦は柴さんの長所を誉めながら「一本調子ではなく間(ま)を取って歌っている」と評し、各ポイントで「しみじみと」や「かわいらしく」歌うようにと優しくアドバイスし個性を引き出した。
 コンサートは、かつて日米文化会館ビル内でカラオケ教室を開いていた木原敏之さんが発起人となり進んだ。木原さんは弦と旧知の間柄にあり、弦から贈られた曲「さくら川」をステージで歌い、美しい艶のある声を披露。会場からは、弦、川中のコラボレーションを実現させた「英雄」に謝意を込めた温かい拍手が送られた。
 全18曲を歌い上げ、ステージを後にした弦と川中。スタンディングオベーションの余韻に浸りながら取材に応じ、記者の質問の答えをLAのファンへの感謝のメッセージに代えた。
 弦は「一曲一曲を大事に聴いてくれた」と喜び「これからも1曲の歌に思いを込める信念を曲げずに突き進みたい」とし、川中は「心に届く優しく温かい歌を歌いたい。歌でファンに恩返しをしたい」と述べた。【永田潤、写真も】
【写真左】川中が歌いミリオンセラーを記録した「二輪草」のデュエット【写真右】持ち歌の「さくら川」を披露する木原敏之さん

【写真左】川中が歌いミリオンセラーを記録した「二輪草」のデュエット【写真右】持ち歌の「さくら川」を披露する木原敏之さん

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