茶道裏千家:吉見さん準教授昇格、2人に茶名

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 茶道裏千家はこのほど、爽やかな錦秋の佳き日に裏千家坐忘斎家元より裏千家参事の松本宗静師を通じ、永年茶道研鑽を積み重ねて来た吉見愛子さんに準教授を、リース滝幸子さん、川口優子さんの2人に茶名を授与し、その引継ぎの伝達式と茶会が松本師宅にある松和軒と静庵で執り行われた。
 待合席では香煎が出され、続いて祝いの7種の菓子が縁高に盛り付けて出され、各自は好みの一種を選んで、残りは言われた通り包んで持ち帰り、案内されて次の席へと進んだ。

引継ぎの伝達式。左から川口さん、松本師、吉見さん、リースさん

引継ぎの伝達式。左から川口さん、松本師、吉見さん、リースさん

 待合席を出た客は打ち水も清らかな露地から四畳半の静庵に席入りした。床の間には利休立像に和敬清寂の軸がかかり、3つ具足に松が生けてある。厳粛な空気の中、真台子に銅金皆具で大円之真伝法をクラークソン宗円さんが行い、孔雀天目に練られた濃茶を一同順服した。
 立会人、沼野宗美さん、中田宗恵さんの見守る中、坐忘斎からの証状が宗静師によって読み上げられ、15年間、茶道を学ぶ吉見さんに準教授の資格が、リースさんには茶名「宗幸」が授与された。学生時代から15年間茶道を研修して来た川口さんにも茶名「宗優」がそれぞれ宗静師より手渡された。
 その後、8畳の松和軒に移り正午の茶事の方式に従って、宗静師心入れの祝膳が振舞われた。終えて、中田さんの点前で一同に薄茶を饗して寛いだ雰囲気の中、引継の伝達式を終えた。
 松本師は「よき指導者となるために相手を敬い、謙虚さを忘れず、日々精進し、社会の役に立つよう、努力して欲しい」と期待を寄せた。

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