UC機構:授業料32%引き上げ、初の年間1万ドル強に

0

 カリフォルニア大学(UC)機構理事会は19日午後、2日間にわたる協議を終了し、32%の授業料引き上げを承認した。これにより、UC機構10校の授業料が初めて年1万ドルを超える計算となる。UC側は、「州からの大幅な予算削減により、約5億3500万ドルの不足分を補うため必要な措置」として理解を求めた。
 授業料の引き上げは、来年の春学期に585ドル、また秋学期には1344ドルとなる。それに900ドルの履修登録料などを加算すると、教科書代や住宅費などを除いても年間1万302ドルとなる。学生の負担額は、過去10年間で約3倍に膨れ上がった。
 UC機構のマーク・ユードフ総長は、「学校の水準を落とさず、このリセッションを乗り切る唯一の解決策だった」と述べ、授業料引き上げによりもたらされる収益は、予算削減のためキャンセルとなった授業の再開や、図書館の営業時間延長などといった生徒に必要不可欠な学生サービスに充てるとした。
 18、19の両日行われた同理事会の協議では、授業料引き上げに反対する学生らが各校舎で大規模なデモを展開、500人以上の生徒が集まったUCLAでは18日、14人が逮捕された。またUCバークレーでは、「われわれの学校を救え!」などと書かれたプラカードを掲げ1000人以上がデモ。経営者らの高額な給料を非難する声も上がった。
 一方理事会メンバーらは、家庭の年収が7万ドル以下の学生は今回の授業料引き上げの対象外であること、また特別学資援助の用意があることを強調した。
 UC機構は、来年度の予算としてさらに9億1300万ドルを州議会に要請する予定という。

Share.

Leave A Reply