米国書道研究会:2書展の入選、入賞者贈賞式を開催、生田会長が誠心大賞受賞

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産経国際書展、誠心社現代書展の入選、入賞者。前列中央が生田博子会長

産経国際書展、誠心社現代書展の入選、入賞者。前列中央が生田博子会長


 来年創立45周年を迎える「米国書道研究会」(生田博子会長)は11月22日、9月に東京で行われた4大書展の1つ「産経国際書展」と、「誠心社現代書展」の入選、入賞者贈賞式をキョウトグランドホテルで催した。今年は、生田会長が誠心社現代書展の最高賞である「誠心大賞」を受賞したのをはじめ、両書展ダブル受賞者や、次世代を担う学生らによる初出品、初入賞が多数出るなど、快挙を成し遂げた。
同会顧問の三宅明己氏から「誠心大賞」受賞の賞状を授与される生田博子会長(右)

同会顧問の三宅明己氏から「誠心大賞」受賞の賞状を授与される生田博子会長(右)

 会場には、生田会長から指導を受ける生徒やその父兄をはじめ、在ロサンゼルス総領事館の手塚義雅首席領事夫妻、日系各諸団体の代表者らが集まり、「書道の国際化」「海外における書道の普及」といった同会の長年における功績を称えるとともに、入選、入賞者を祝した。
 産経国際書展で特選に選ばれた須藤恵美子さんは、「夫の仕事について渡米し、文化の違いなどで悩んでいた時、生田先生と出会いました」と振り返り、その厳しい指導を通じ、書道だけではなく、精神も鍛えられたとあらためて感謝。出展には、異国の地でも頑張り続ける意味を含め、「貫」を選んだ。
 また、今年初出品、初入選を果たした安田泰也さんは、オレンジコースト・カレッジの1年生。「最初は親から勧められて習い始めたが、書道のお陰で字がきれいになっただけでなく、精神的に落ちついて、集中力も高まった」。生田会長については、「厳しい一面もあるが、先生の指導がなければ入選できなかった。とても尊敬している」と述べ、「もっと字が奇麗になるようこれからも書き続けたい」と話した。
 贈賞式を終え生田会長は、「今年は若い人の入選、入賞が増え、大変嬉しく思う」と述べるとともに、「書を通じ、日本語の美しさと日本人としての心構えを学んでもらいたい」とあらためて生徒にエールを送った。また、来年創立45周年を迎えるにあたり、「しっかりと根を張った立派な木に成長し、たくさんの枝に花が咲き始めたころ。この花を満開にしていきたい」と、今後の抱負を述べた。
生徒たちによりサプライズで用意された生田博子会長の80歳の誕生日ケーキ

生徒たちによりサプライズで用意された生田博子会長の80歳の誕生日ケーキ

 この日はまた、生徒たちが生田会長の80歳を祝う誕生日ケーキをサプライズで用意。生田会長は、何度も生徒にお礼の言葉を述べながら、ろうそくの火を吹き消した。
 米国書道研究会は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サリナス、ソルトレークシティー、ポートランド、シアトル、アンカレッジ、ニューヨーク、また日本は東京、大阪、鳥取にそれぞれ支部があり、生徒数は500人を超える。来年にはハワイに支部を新設する予定。
 産経国際書展の入選者は次の通り。(敬称略)
 ▽特選=須藤恵美子、桜井知子、大野好永、丹羽俊彦、山本晶子、佐藤ゆき▽秀作=内山真知子、中村達司、斉藤泰、松岡とよ子、大野好永、曽我部鯉生、高橋紹明、柄沢俊広、森上とよみ、山口千代子、遠藤幸子
 誠心社現代書展の入選者は次の通り。(敬称略)
 ▽誠心大賞=生田博子▽奨励賞=桜井知子
【中村良子、写真も】

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