ガーデナ仏教会付属日本語学園:スピーチコンテストで荒谷珠江さんが最優秀賞

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お話大会に出場した生徒たち。左端がホール圓子学園長


最優秀賞ガーデナ仏教会賞を受賞し、喜多アラン仏教会理事長からトロフィーを受け取る荒谷珠江さん(左)


 ガーデナ仏教会付属日本語学園(ホール圓子学園長)は3月27日、「お話大会」(スピーチコンテスト)を催した。同大会は、学習発表会と交互に隔年で開催する同学園の主要イベントの1つ。
 今年は、幼稚園部から高等部で、それぞれ公正かつ厳正な審査のもと選ばれた22人の生徒が、各自書いた作文を日本語で堂々とスピーチ。会場に集まった保護者や教師、学校関係者らを前に、力強く日頃の学習成果を発揮した。
 あいさつに立ったホール圓子学園長は、「学園の生徒にとり日本語は第2言語となりますが、自分の原稿を覚えるため毎日練習に励んできました」と生徒の努力を称え、「お話大会への出場は、生徒たちにとって教室内での日本語の学習とはまた違った意味でよい機会となるでしょう」とエールを送った。
 生徒は、一人ひとり名前を呼ばれると、「はい」と大きな声で返事をし、自分の言葉で書き、何度も練習を重ねた作文を大きな声で堂々と読み上げた。
 審査は、助詞の使い方や発音、ステージ上での姿勢や態度、話し方、音声など広い範囲にわたって採点され、上位5人にはそれぞれ賞が授与された。
 今年、「最優秀賞ガーデナ仏教会賞」を受賞したのは、6歳の誕生日に飼ってもらった愛犬シュガーについてスピーチした荒谷珠江さん(土曜部2年生)。家にやってきた時は生後2カ月でやんちゃだったシュガーが成長していく過程、「まるで私の心の中がすべて分かっているよう」と、深まるシュガーとの絆などをスムーズな日本語で表現し、最優秀賞を受賞した。

「カリフォルニア・バンク・アンド・トラスト賞」を受賞した岸本美樹さん


 「カリフォルニア・バンク・アンド・トラスト賞」には、「ともだち」と題し、出場者の中でもひときわ元気にハキハキとした声でスピーチした岸本美樹さん(平日部K3)が選ばれた。岸本さんは、日本語学校の迎えの際、父親が来るとすぐに帰るのに対し、母親が来るとお母さん同士の世間話が長引き、「その間友達と長く遊べるのでいつもお母さんだと嬉しいです」と、子供ならではの視点でスピーチ。聴衆の心をつかんだ。
 また、聞き取りやすい流暢な日本語で「ピアノ」についてスピーチした高橋舞さん(平日部入門)には「ユニオン・バンク賞」が、「今から50年が経ったら、どんな生活をしているでしょうか」と、聴衆を引きつける出だしで「50年後の生活」についてスピーチした小西明さん(平日部3年生)には「日系クレジット・ユニオン賞」が、そして、人前に出るのが怖いといい、スピーチの中で「同大会への出場がこの悩みを克服するきっかけになれば」と力強く語った中島あかりさん(土曜部6年生)には「ANA賞」が、それぞれ授与された。
 40年以上にわたり、日系アメリカ社会を対象とした研究を続ける加州日本語学園協会の井川齋理事は、生徒の日本語レベルの高さを称賛するとともに、「スピーチは聴衆に語りかけることが大切」「自分の年齢にあった言葉遣いに気をつけて」などアドバイスをした。【中村良子、写真も】

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