長倉健一さん、日米文化会館で個展:竹芸術の神髄を紹介

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竹芸術の作品を紹介する長倉健一さん

 静岡を拠点に活動する竹芸術家の長倉健一さんが、ロサンゼルス初の個展「インターワインド―竹と幹」(4月24日〜5月9日、日米文化会館ドイザキ・ギャラリー)で新作7点を含む作品全22点を披露する。25日(日)午後1時からはガーデンルームでレクチャーを催し、竹芸術の神髄を紹介する。

レリーフを駆使し立体感の溢れる作品の前にたつ長倉さん

 長倉さんは、日本伝統の竹細工を基本に竹と土を組み合わせてデフォルメ(変形)させ独自に表現。現代美術の域まで芸術性を高めている。レリーフ(浮き彫り)の技法を駆使し立体感を出した、重厚感が溢れる彫刻と見違えるような作品も多くあり目を引く。
 作品が日本よりも米国での評価がはるかに高いことに「アメリカは多様な文化を受け入れる器があり、気持ちがいい。作家冥利に尽きる」といい、ここ10年間は米国での作品発表に力を注いでいる。
 「一本の竹はシンプルだが、美しく完成されている」と、その魅力を力説する長倉さん。竹が持つ精神性に憧れを抱き続け、「楽しくてたまらない」という作品作りに没頭。地中に潜り込んだ竹の根の力強いエネルギーを感じながら、インスピレーションが湧き、独創性に富んだ作品を生み出す。
 作品を鑑賞すると、竹が訴える「生」(LIFEやFRESHなど)を感じることができるという。内面に秘めた竹の「反りや美しさ、しなやかさを実感してほしい」
 今回の個展では、花かごや掛け花入れなどに当地の華道家(池坊と小原流)が花を生ける。作品の多くは同会館の小阪博一・芸術ディレクターによる粘土で時空間芸術を表現した展示台の上に載り、会場は神秘的な雰囲気を醸し出している。これらのコラボーレーションも見物だ。
 個展は入場無料。レクチャーは20ドル。
 詳細は日本語でケリーさんまで、電話213・628・2725、内線133。
 www.jaccc.org
【永田潤、写真も】

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