LAねぶた実行委員会:「子どもねぶた」に力―地元小学生が50個制作へ

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金魚ねぶたについて説明する山城キティーさん

 昨年の二世週祭グランドパレードで初披露した「子どもねぶた」の規模拡大を図る「ロサンゼルスねぶた実行委員会」は10日、ロサンゼルス・ダウンタウンのロサンゼルス小学校(ブルース・アレン・クラーク校長、生徒数861人)を訪問し父母を対象にした説明会を開いた。他のコミュニティーと共同制作したねぶたを出すことで、祭を盛り上げよりいっそうの日本文化の定着を目指す。
 今年で3度目の同祭参加となる「ねぶた祭」は2007年と09年に、それぞれ大型、中型のフロートを出したがいずれも青森で制作し輸送したため費用がかさむ上に保管場所の問題などを抱えた。一方、子どもねぶたは小さく、わずかな制作費、子どもが容易に作ることができるなど利点が多い。

ねぶたのフレームについて話す岡本雅夫さん

 小学校へは、委員会顧問の岡本雅夫さんと山城キティーさんが赴き、参加者約30人にねぶたの由来や制作方法などを教え、協力を求めた。2人は、ねぶたが針金の骨組みに和紙を張って色を塗る簡単な仕組みで、最大の特徴である内側から電球で照らし夜に映えることを説明。「子どもたちが共同作業をすることで団結力が強まり、日本文化も学ぶことができる」と強調した。
 同校の5年生の生徒が、子ども向けの金魚ねぶた約50個を制作する。魚に合わせ、テーマは絵本の「スイミー」に決めた。ストーリーは、海に住む小さな魚スイミーが他の無数の赤い魚に呼びかけ大群となって大きな魚に見せかけて、天敵の大魚を追い払う。1匹だけ黒いスイミーが目の役となる。
 参加者はねぶたの個数や色、制作日数などを熱心に質問。「父母がとても協力的でやりがいがある。きっといいねぶたができる」と、山城さんは確信。岡本さんは「地元に定着した参加型のねぶた祭になると思う」と、手応えをつかんだ様子だった。
 同校は、過去にグリーク・フェスティバルやコリアン・パレードに協力したことがあり、二世週祭参加は今回が初めて。クラーク校長は「生徒にとって貴重な経験になる」と誘いを快諾し、「いい思い出にしてほしい」と希望している。
 ねぶた委員会は日米文化会館主催の「子どもの日」の祝賀イベント(5月15日土曜)でブースを出して子どもねぶたのワークショップを開くなどし、参加者を集める。
 ねぶたの詳細は岡本さんまで、電話626・201・6047。

ねぶた制作に協力的な生徒の親たち

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