女子アメフット:日本人3選手が活躍―プレーオフ目指し激戦

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司令塔としてチームを引っ張る鈴木弘子(右)

 女子プロアメリカンフットボールリーグ(IWFL)は今季第4週を迎えた24日、日本人3選手が所属する3チームがロサンゼルス2カ所で試合を行った。いずれもプレーオフ進出が期待される強豪チームに属し、激戦を繰り広げた。鈴木弘子のカリフォルニア・クエークは地元ダウニーでサンディエゴ・スコーピオンズと対戦し42―40で勝利、今季を3勝1敗とした。小倉典子のサクラメント・サイレンズは、井上明子がいるロサンゼルス・アマゾンズを27ー26で下し3連勝。アマゾンズは2勝1敗。【永田 潤、写真も】
クエーク
好調鈴木「いい指示出せた」
8日にジャパンナイト開催

 前試合で初黒星を喫し、プレーオフ進出へ一戦も落とすことはできないクエーク。センター鈴木を軸に攻撃を組み立て試合を優位に進め、前半をリードし折り返した。
 後半は逆転に次ぐ逆転の接戦となった。「敵のスタイルが読みやすかった」と鈴木がいったように、相手の単調なフォーメーションを崩した。クエーク課題のディフェンスも踏ん張り、ラインがプレッシャーを掛け続けた。米国代表の相手のクオーターバックに立て続けに鋭いパスを通され得点を与えたが、ピンチではインターセプトするなど要所をおさえ、接戦をものにした。
 前回不調だった鈴木だが、今回は体調を整えて試合に臨んだ。「調子がよく、いい指示を出すことができた。他の選手が指示通りに動いてくれたのでやりやすかった」と話した。
 クエークは次回のホームゲーム(8日午後6時開始)で鈴木とクエークを励ます「ジャパンナイト」を開催する。多くの日系の少年少女が登場し、和太鼓、空手、君が代斉唱、折り紙、子どものダンスなど日本文化を紹介し盛り上げる。

小倉、アジャストし挽回
井上はポジション得る

キックオフチーム懸命にフィールドを駆ける井上明子

 ディフェンスエンド小倉は前半、ラインバッカーとのコミュニケーションがうまくとれず、頭が混乱したままプレーが進み独走を許すなどした。だが、後半はコーチの指示通りに動きアジャスト。劣勢の中でも「サイレンズは後半強いので、盛り返してくれる」と、反撃を信じた。
 チームは逆転に成功したが、第4クオーターの残り4分でタッチダウンを許し1点差に迫られた。相手が選択した逆転狙いの2ポイントコンバージョンに、小倉は「止める自信があったので、集中できた」と、思い通りに逆転を阻んだ。
 小倉は相手を追い過ぎ余分に走った点を「張り切りすぎて、ロングゲイン(独走)させた」と反省。体重165ポンドの小倉は、250ポンドの巨漢選手と互角に戦い、「守るべき場所にいて、責任を果たすこともできた」と話した。「プレーオフの切符をつかむためにケガをしないようにトレーニングとトリートメントを入念に行い全試合に勝ちたい」と抱負を述べた。
 先週デビューを果たしたアマゾンズの井上明子はポジションを与えられ、キックオフチームで出場。懸命に駆けた。次戦の活躍が期待される。

巨漢選手と互角に戦う小倉典子(中央)

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