南加庭園業連盟:野菜の育て方教室開催、庭師からコツを学ぶ

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野菜の育て方を説明する南加庭園業連盟の会員白澤まことさん(左)


 南加庭園業連盟(ブライアン・山崎会長)は6日、会員の白澤まことさんを講師に、「野菜の育て方」と題した無料セミナーを小東京の連盟会館で催した。
 5月に行った「ハーブの育て方教室」に続き2回目の開催とあり、会場には前回の倍近い90人が集まった。参加者のほとんどが自宅で家庭菜園をしているといい、本に載っていない野菜作りの「秘訣」を学ぼうと、真剣にメモを取る姿がみられた。
 セミナーでは、白澤さんが「種まき、定植の季節」「土壌」「維持管理」「収穫」などについて説明。種まきの時期は、「土に指を入れて生暖かいころ」や「ジャカランダが咲いたころ」など、土の温度や周りの状況で判断する方が的確とアドバイス。また室内で育てる場合、部屋の風の通り道を把握し、風通しが良く適度な日が当たる場所を選ぶことをポイントとした。
 土壌については、庭で育てる場合、「掘りすぎて悪いことはないのでとにかく耕して」。深さの目安は、苗が生長した時の根の長さの約2倍といい、なすの場合で最低50センチと話した。また土作りで重要なのは、「水、栄養分、酸素」で、その栄養分となるたい肥を作る時、「成熟した状態で土に混ぜること。生ゴミや落ち葉をそのまま苗の土に混ぜると、発生した微生物に栄養分を取られてしまう」と話した。
 維持管理のポイントとして、水分を多く必要とするなすやきゅうりは海岸沿いの方がよく育ち、逆に暖かい場で生長するトマトは内陸に向いているとした。葉がくるりと丸まってしまうのは肥料のやりすぎが原因で、葉が黄色く変色するのは逆に栄養分が不足している印と説明した。
 最後に、「収穫する野菜に十分な栄養がいくように、花がついている枝の下一本の枝を残し、土に近い部分の枝を切り落とすことや、みかんやぶどう、トマトなどの場合、実が80%程度の大きさに生長したら与える水の量を少なめにすると、実が甘くなると「秘訣」も披露した。

会場では格安で野菜の苗の販売も行われた


 2回目の参加というサンゲーブルの良子・メローさんは、「おいしい野菜ができない」と悩んでいたといい、「今日学んだことを早速実践してみたい」と話した。一方、おくらやしそ、ししとうなどを育てているというアルハンブラの門田由貴さんは、「(講師が庭園業者ということで)内容が少しテクニカルすぎるので、もう少し家庭向けに分かりやすくなるといい」といい、ウエストロサンゼルスの稲用直子さんは「使い終わったお茶の葉や卵の殻など、そのまま苗の鉢に混ぜていたので、今日はそれが間違っていると学んだ」と、それぞれ感想を述べた。
 会場で格安に販売されたトマトやきゅうり、なすなどの苗はほぼ完売。購入者らは、「今日セミナーで学んだことを生かして、おいしい野菜を作りたい」と会場を後にした。【中村良子、写真も】

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