サンフランシスコ連邦地裁:同性婚禁止法は違憲 二転三転の加州法

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 サンフランシスコ連邦地裁は4日、2008年にカリフォルニア州が住民投票で州法を改正し同性婚を禁止した提案8号は、米国憲法修正第14条の平等原理に違反するとの判決を言い渡した。

 連邦地裁で同性婚禁止についての審理がされたのは初めて。判決は「同性愛者に結婚を許可しない反対派の主張は合理的根拠に欠ける」と退けた。この判決に対し、反対派は連邦高裁に控訴する方針。

 ただし地裁は、提案8号を控訴期間中に一時停止するか今後判断するとしており、同性婚が州内で直ちに解禁されるということではない。

 ロサンゼルスゲイ・レズビアンセンターの代表者は4日の判決を受け、州内の全ての同性愛者そしてその家族や友人に対し歴史的、記念すべき勝利であり、さらに米憲法の基本原則と、われわれの理想を実現するものであると語った。

 同性婚法案の背景は10年前にさかのぼる。2000年3月、異性間の婚姻のみを認める提案22号が州民投票により可決。しかし08年5月、州最高裁はこの法案は同性愛者に対する差別にあたり違憲であるとした。これにより、翌6月に同性婚は州法で認められ、約1万8000組の同性カップルがその時期に結婚した。

 しかし、同性婚反対派はその後、婚姻は異性間に限るとする提案8号を打ち出して州法改正を求め、09年11月の州民投票で52・5パーセントの賛成多数で同性婚は再び禁止された。しかし、先に婚姻を誓った1万8000組の婚姻は有効とされていた。

 全米50州のうち30州が州憲法で同性婚禁止を明文化。同性婚を認めているのはマサチューセッツ州、ニューハンプシャーなど計5州になっている。

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