日米親善高校野球:日本チームがLA到着—両国選手、健闘誓う

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歓迎レセプションで、試合での健闘を誓い合う日米両チームのメンバーら。左からジェームズ・ビショップ米国監督、我喜屋優・日本監督(興南)、我如古、ケリーの両主将、ミラー・ディレクターと内海団長

 コンプトンの「アーバンユース・ベースボールアカデミー(UYBA)」で4試合行われる第20回「日米親善高校野球」に参加する全日本高校選抜チーム(内海紀雄団長・日本高野連副会長)が8月31日午前、ロサンゼルスに到着した。選手17人は長旅の疲れも見せずに、早速練習。練習後は歓迎レセプションが開かれ、両チームの選手が参加し大会での健闘を誓った。【永田潤、写真=吉田純子】

内野の守備練習を行う日本選手

 日本チームは、内外野天然芝のフィールドや米国製の金属バットの感触を確かめた。バットは、軽くてしなるといい「軟球を打っているよう」や「重さがないので慣れるのに時間がかかる」といった声が聞かれた。守備練習で内野手は強いゴロを処理する際に「日本の土とは違って、天然芝はボールが滑るようで球足が速く感じる」と戸惑い気味。試合までのアジャストを課題とした。
 日本選手は、米国選手の体格の大きさに圧倒されながら相手チームの練習を見学。野手のスローイングに「(体全体を使わず片)腕だけで投げているのに強い球を投げる」などと警戒していた。   
 夏の甲子園大会後の急造チームをまとめる主将の我如古盛次(興南)は試合に向け、「走者を還す野球をする日本の高校野球を見せたい」と抱負を述べ、6日間の短期キャンプながら「準備は万端」と自信をみせた。米国の野球を「初球から打っていく思い切ったプレーをする」というイメージを持っており「積極性を学びたい」とした。
 歓迎会では、日米両国の選手が夕食をともにした。自己紹介をするなどし交流、各チームの代表があいさつした。内海団長は、日本代表選手を「全国の高校球児16万人のうちの17人」と強調。

日本チームの打撃練習で快音を響かせて打ち込む選手

「交流を通し、いい体験を日本に伝えてほしい」と期待を寄せた。ダリル・ミラーUYBAディレクターは、日米親善野球で監督を数度務めており「甲子園球児で固めた日本チームは、とても堅実な野球をする」とレベルの高さを認める。「勝負にこだわたず、高校生らしいハッスルしたプレーをして、親善野球を通して多くを学んでもらいたい」と呼び掛けた。
 日本チームは野球のみならず、日本人家庭にホームステイしながら米国の文化や生活様式なども学ぶ。明日1日は、黒田博樹投手が所属するドジャー球場を訪れ試合を観戦。試合前には、フィールドに下りて記念写真を撮るチャンスが与えられる。また、松井秀喜のエンゼルス戦(6日夜)観戦や全米日系人博物館、日本総領事公邸、ディズニーランド訪問などで経験を積む。
 親善試合は、コンプトン大学のキャンパス内にあるメジャー・リーグ野球機構 (MLB) 傘下のアーバン・ユース・ベースボールアカデミー(901 E. Artesia Blvd., Compton, CA 90221)で2日(木)、4日(土)、5日(日)、6日(月)(午後1時開始)の4日間、各日1試合、計4試合戦う。4日は正午から開会式が催される。チケットは前売り10ドル、当日15ドル。
 大会に関する詳細はJERC事務局、電話310・373・4888。Eメール―
 [email protected]

シートノックを行う東海大相模監督の門馬敬治コーチ


米国選手と親睦する木村謙吾(左、仙台育英)

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