サンブルーノ市:ガスパイプ破裂し大爆発

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 サンフランシスコ市ダウンタウンから南方12マイル(19キロメートル)に位置するサンブルーノ市の住宅街で9日夜、地下約3フィートに埋設されていたパシフィック・ガス&エレクトリック社(PG&E)の鉄製ガスパイプが破裂し、大規模なガス爆発が発生した。消防当局によると、この爆発により4人が死亡、少なくとも50人が負傷し、うち3人が激しい火傷を負い重体だという。
 PG&E社によると、爆発は同日午後6時半ごろ起こり、爆発前に近隣住民からガスの匂いがするとの報告が寄せられていたという。同社は10日朝、30インチのガス管が破裂していることを確認したが、破裂の原因はまだ分かっていない。爆発は、初めに低い音が鳴り響き、そのあと大きな音とともに炎が発生したと近隣住民は事故発生時の様子を証言している。
 消防当局によると、爆発や火災で周辺家屋38棟を焼失し、7棟がほぼ全壊したほか数十軒に損傷被害が出ている。炎は100フィートの高さにまで達し、15エーカーを焼きつくし、多くの住宅が火の手に包まれる危機にさらされた。
たまたま事故当日の朝、「貿易ミッション」でアジア訪問に向かったシュワルツェネッガー州知事に代わり、アベル・マルドナド知事代理が今回のガス爆発火災の事態を受け、サンマテオ郡に非常事態宣言を発令した。
 10日朝までに75パーセントが鎮火されたものの、当局は捜査犬を動員して被災者の捜索に当っている。火災現場は高い余熱で細部まで踏み込めない状態のため、死者が増える可能性もあるとしている。
 PG&E社によるガス爆発は今回が初めてではなく、2008年のクリスマスイブにもサクラメント郊外でガス爆発が発生。近隣に住む72歳の男性1人が死亡、家屋1棟を全壊し、多くの近隣家屋が損傷した。前回も事故発生前、近隣住民からガスの匂いがするとの報告が寄せられていたという。
 今回の事故を受け、国家運輸安全委員会は調査員4人を現地に派遣し事故原因の解明を急いでいる。
 現場はサンフランシスコ国際空港から北西約4キロ。サンフランシスコ湾を見下ろせる高台にあり、中流層が住む閑静な住宅街。在サンフランシスコ日本総領事館によると、同市には在留邦人約130人が居住しているが、被害に巻き込まれたとの情報は入っていないという。

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