ベル市幹部ら8人逮捕:550万ドルに及ぶ横領容疑

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 15日に詐欺的行為、共同謀議などの容疑で起訴されたベル市の前任者を含む幹部職員8人が21日、総額およそ550万ドルに及ぶ市の公的資金を横領したほか、市の資金から不当な貸し付けを受けるなどして高額報酬を得ていた容疑で、ロサンゼルス郡司法局により逮捕された。
 同市のロバート・リッツオ前行政管理官(56)は、公文書の改ざんなどを含むおよそ53の訴因で起訴された。その他の前・現職幹部職員らも、およそ120万ドルに及ぶ市の公的資金横領の疑いなど計24の訴因で起訴された。
 起訴状によると、リッツオ前行政管理官は190万ドル以上に及ぶ市の公的資金を横領。市の会計で自身に8万ドル、アンジェラ・スパシア前市マネージャー補佐(52)に30万ドルの貸し付けを行い、市警やコミュニティー・サービスなど市の行政機関職員にも同様に貸し付けを行っていた疑いなどが含まれている。スパシア前市マネージャー補佐は現在までに4つの訴因で起訴されている。
 リッツオ前行政管理官を含む同市の幹部職員による高額報酬問題は7月に発覚して以来、不正投票や固定資産税の過剰徴収など、さまざまな問題が明るみになってきた。
 不当に徴収した税金は幹部職員への高額報酬へとつながっていき、リッツオ前行政管理官の年俸は、オバマ大統領の年俸40万ドルの2倍に当たる約80万ドル。諸手当も合わせると約150万ドルの高額報酬を受け取っていた。
 一緒に逮捕された市議や幹部職員らは、実体のない会議への出席を装うなどして、約10万ドルの年俸を受け取っていた。
 ロサンゼルス市南東に位置するベル市は、人口4万人未満の小さな市で、6人に1人が貧困層に属するとされている。
 容疑者8人に対する罪状認否手続きは22日午前、ロサンゼルス上級裁判所で開始されたが、被告側が手続き延期を申し出て認められ、10月21日に実施されることになった。
 同郡検事局のクーリー検事は「調査は今後も詳しく進められるので、罪状はさらに増える可能性がある」と話している。

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