ベル市高額報酬問題:幹部ら8人起訴

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 ジェリー・ブラウン加州司法長官は15日、ベル市の不当な税金徴収や、それに伴う市の幹部職員への高額報酬問題を受け、同市の前任者を含む現幹部職員ら8人を詐欺的行為、共同謀議などの容疑で起訴した。
 裁判では、ロバート・リッツオ前行政管理官や、市の幹部職員らがこれまで不当に得てきた高額報酬を市民へ返納する方向で進められ、幹部職員への高額な引退年金の減給についても争われる。州司法当局とロサンゼルス郡検事局は、同市の高額報酬問題が発覚後、調査を進めていた。
 さらに同市が行っていたとされる不正投票や固定資産税の過剰徴収、駐車違反者や無免許運転者の車のけん引を強制的に行い、不当な罰金を徴収し利益を得ていた疑いでも審理される。
 同市はロサンゼルス市南東に位置し、住民の約90パーセントがヒスパニック系、移民が全体の約53パーセントを占める人口4万人未満の小さな市。6人に1人が貧困層に属するとされるなか、リッツオ前行政管理官の年俸および諸手当はおよそ150万ドル、幹部職員らは約10万ドルの年俸を市民から不当に徴収した税金から受け取っていたとされる。
 ブラウン司法長官は今回の訴訟で、先月同じように報じられたバーノン市の市幹部職員に対する高額報酬問題についても、法廷で申し立てを行うとしている。バーノン市はロサンゼルス市南方約5マイルに位置し、製造業、工業などが集まる産業地域。人口わずか89人(2009年7月)の小さな市で、ここでも前行政管理官が過去4年間にわたり、毎年100万ドル以上の高額報酬を受け取っていた。

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