栃木県人会ピクニック:シェフの豪華料理満喫、若者の入会増える

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シェフの豪華料理に列を作る会員ら


あいさつに立つ佐藤芳江会長


 南加栃木県人会(佐藤芳江会長、会員50家族)は8月29日、トーレンスのコロンビア公園で毎年恒例のピクニックを催した。時折強い風が吹く中、会員やその友人ら約80人が集まり、佐藤会長の夫で、フランス料理レストラン「シェ・サトー」の元オーナー兼シェフ、佐藤了さんの豪華フルコース料理を囲み、青空の下会員同士親睦を深めた。
 シェフ佐藤による豪華料理は同会ピクニックの目玉。毎年多くの人に喜ばれている。佐藤さんは、アーケディアに24年間にわたり営業した「シェ・サトー」を2004年10月に閉め、第一線を退いた後も、自宅の通常の大きさのキッチンで会員のために料理を作り続けている。
 「皆さんが『おいしい』と嬉しそうに食べてくれる顔を見るとやめられない」といい、この日も色鮮やかで新鮮な野菜を中心とした前菜、長時間煮込んだ柔らかいポークやチキン、ビーフといった肉類、日系バーベキューの定番の焼きそば、またシーフード、そして最後はデザートに白桃のタルトと、3日間かけて妻の佐藤会長、息子のロイさんと仕上げたフルコース20品以上が振る舞われた。
 父親が栃木県益子町出身とのことから、同県出身の上司に誘われこの日初参加した藤永あゆみさんは、「県人会のピクニックでこんな豪勢なお料理が食べられるとは思わなかった」と驚きを隠せない様子で、「焼いたお豆腐の上にぴりっとしたワカモレが乗っていた料理が一番おいしかった」と喜んだ。

豪華料理を毎年提供しているシェフ佐藤了さん


 子供から大人まで幅広い層が集まることもあり、身近な食材で素材の味を生かしたバランスの取れたメニューを毎年心がけている。すでに第一線を退いた佐藤さんだが、「会員の方が、『来年はどんな料理が出るんだろう』と期待してくださっているのがいいプレッシャーとなって、さらにおいしいものを作りたいとシェフ魂を奮い立たせてくれる」といい、「腕が動く限り、皆さんのために最高の料理を提供し続けたい」と話した。
 ピクニックで、集まった会員を前にあいさつに立った佐藤会長は、最近20代や30代といった若い世代の会員が増えてきていると報告、「栃木県人会は、皆さんの協力を得てこれからさらに発展していく」と述べた。また、1912年創立の同会は2年後、100周年を迎える。すでに県庁から記念式典開催を打診されたといい、今後役員や会員らと相談しながら式典開催の有無など決めていきたいと述べた。

毎年恒例のくじ引きも盛り上がった


 祖父が栃木県出身というウエストロサンゼルス在住の森上とよみさんは、友人の誘いでこの日初参加。「米国内における日系社会の力が弱っている感じがするので、元気のある会を求めて参加した」といい、佐藤会長があいさつの中で若者会員が増えていると話したことに触れ、「今後さらに元気な会になってくれるのではと期待している」と話した。
 また、6年ほど前に会員になったデュアルテ在住の青木曜子さんは、「若い時には気にしたこともなかったが、年とともに日本が恋しくなり、こうやって同郷の人と話をしていると心が落ち着く」という。また、「栃木県人会は佐藤さんの豪華料理を食べることができ、とても恵まれている」と感謝した。
 ピクニックでは、毎年恒例の福引きも行われ、参加者らは景品を手に楽しんだ。同会では12月5日(日)に忘年会を予定している。同県人会への問い合わせは佐藤会長まで、電話323・254・4185。【中村良子、写真も】

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