OCJAA敬老感謝の集い:オ郡在住者5人を敬老表彰―琴の山本さんに日本文化奨学金与

0

80歳以上の敬老表彰式。左から安部会長、和田寿次さん、堀場三郎さん、高瀬京子さん、安藤富子さん、宮崎マック理事長

 オレンジ郡日系協会(OCJAA、安部新二会長)は19日、秋恒例の「敬老感謝の集い」をアナハイムのオレンジ郡仏教会で催した。同郡在住で80歳以上の長寿者54人を招待し、その中でイベントに参加した5人を敬老表彰するとともに、日本文化を継承する琴演奏の山本恵マリーさんに奨学金を授与した。
 今年で24回目を数えるイベントに約460人の参加者が集まった。同郡日系社会の礎を築いた功労者を敬い料理と各種エンターテインメントでもてなし、長寿を盛大に祝った。80歳以上の敬老表彰者は、安藤富子さん、ウェルチ千代さん、高瀬京子さん、堀場三郎さん、和田寿次さん。5人は安部会長から賞状が贈られ、拍手喝采にお辞儀をして応えた。
 来賓の進藤雄介・在ロサンゼルス日本国首席領事が祝辞を述べ「激動の時代を生きてこの地で活躍し、文化を継承した。感謝し敬意を表したい」と称賛。「末永く元気で過ごして下さい」と語りかけ、表彰者のさらなる長寿を願った。表彰者を代表して安藤富子さんが「多くのボランティアの方々が祝ってくれ光栄です」と謝辞を述べた。

謝辞を述べる練尾日本文化奨学金受賞者の山本さん(左)。(後列は左から)安部会長、練尾家の練尾正男さん、今村ベティさん、加藤譲孜副会長

 引き続き、日本文化継承者を支援する「練尾日本文化奨学金」の授与式が催された。同奨学制度は2002年から始まり、各分野で師範や名取りなどになり、次世代の担い手として将来が嘱望される若者の育成が目的。今年は加州立大ロングビーチ校4年生の山本さんが受賞し、練尾正男さんから奨学金750ドルのチェックが手渡された。
 山本さんは謝辞で、受賞は「光栄で自分にとって意義深く励みになる」と日本語を交えながら話し、より一層稽古に精進することを誓った。琴は6歳から始め、16年間のキャリアから「単なる音楽ではなく、琴を学ぶことで礼儀を知り、伝統を重んじることができる」とその奥義を強調。さらに「自分のルーツにもつなげてくれる」と説いた。12年間、粟屋会で修業を積み皆伝の腕を持ち、現在は日本文化を紹介する各イベントで披露している。来月23日にレドンドビーチで催される同会のコンサートに向け稽古に励んでいるという。
 エンターテインメントは、日本文化を中心に和太鼓や幼稚園児の合唱、民謡、舞踊、演歌、コーラスなど盛りだくさんのショーが繰り広げられ、長寿者を喜ばせた。
 安部会長は同イベントを「日系社会を支えてくれた先人に敬意を払う大切な1日」と話しながら、文化人育成の奨学金制度の重要性を説いた。イベントの収益は、協会が推進する福祉や文化事業、各種奨学生制度などの活動を通し、地域社会の発展のために活用される。
 オレンジ郡日系協会については、電話714・283・3551。
 www.ocjaa.org/
【永田潤、写真も】

Share.

Leave A Reply