加州知事候補:最後の公開討論会で火花

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 11月2日(火)に行われるカリフォルニア州知事選まで残り3週となった12日、民主党候補のジェリー・ブラウン州司法長官(72)と、共和党のメグ・ウイットマン候補(54)は、サンラファエルにあるドミニカン大学カリフォルニアで第3回目となる公開討論会を行った。   
 最後となる今回の公開討論会では、予算案や選挙資金、キャピタルゲイン税などについての討論が繰り広げられ、両者は自身の考えを有権者に訴えた。
 今回の討論会では、加州の財政難に今後どう対処するかに焦点が当てられた。しかし、両候補とも景気回復に向け対策が必要とするものの、具体的な策は打ち出さなかった。
 ブラウン候補は知事執務室の予算を10〜15%削減するとの公約を掲げているが、ウイットマン候補は、その公約は300万ドル以下の削減にしか相当せず、わずかな赤字対策に過ぎないと批判した。一方で、ウイットマン候補は4万人の州公務員を解雇する案を打ち出したものの、どのようにして行うかには触れず、具体的な提示はなかった。
 続いてブラウン候補の1975〜83年まで、2期にわたる知事在任期間の実績についてウイットマン候補は、ブラウン候補が知事在任中に州の失業率が倍増し11%にまでおよんでいたと言及した。
 今回の知事選では、両候補ともに巨額の資金を投じており、選挙費用についてもふれた。ブラウン候補は公務員組合から選挙資金のおよそ半分に相当する約2000万ドルの援助を受けているが、今後は支援を受けないと主張。
 ウイットマン候補は自己資金およそ1億4200万ドルのほか、以前自身が関与していたビジネス関係者からおよそ3000万ドルの資金援助も受けている。同候補者はネット販売やインターネット・オークションの最大手イーベイの前最高経営責任者。またロサンゼルス市警察組合と関連のある団体が、同候補の広報宣伝のため120万ドル以上の援助を行っている。
 キャピタルゲイン税についてウイットマン候補は同税を廃止することにより経済の活性化が図れ、雇用が多く創出されると指摘。一方ブラウン候補は、州予算のうち26億〜108億ドルがキャピタルゲイン税によって賄われていることから、同税廃止はさらに加州の財政を悪化させると指摘した。
 加州知事選まで残りわずかとなり、支持率が拮抗している両候補はさらに激しい選挙戦を繰り広げるものとみられる。 

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