小東京に韓国系「ウーリ」が創業:品質を第一に地域に根ざす―「われわれのマーケート」

0

ウーリ・マーケットの船出で祝杯を挙げるミン社長(左から3人目)と来賓ら。左端が伊原総領事、右隣りがジャン・ペリーLA市議、右端が金井紀年共同貿易社長

 リトル東京ギャレリア・マーケット(アラメダ通りと3街の角)1階に韓国系スーパー「ウーリ・マーケット」(WOORI MARKT、ビョンヨン・ミン社長)がリトル東京マーケットプレイスから所有権を譲り受け先月、創業した。店名の「ウーリ」とは韓国語で「われわれ」を意味し、品質を第一に地域に根ざした「われわれのマーケート」をモットーに誰からも愛されるインターナショナル・マーケットを目指す。
 ウーリ・マーケットは、かつてのヤオハン、ミツワの日系スーパーが入っていた同じ場所で営業する。1年半前にセリトスに1号店を開店させ成功を収めており、多店舗展開を図る同社にとって小東京店は、その足がかりとなる重要な2号店と位置づけている。

あいさつするミン・ゼネラルマネジャー

 前のオーナーは、2年足らずで店を畳んだ。ウーリのゼネラルマネジャー、ブライアン・ミンさんは「彼らの失敗を教訓に、成功させて見せる」と自信たっぷりに話す。小東京進出の決め手になったのが、スーパーマーケットにとって好立地という「ダウンタウンの中心に位置している」こと。「多くのビジネスチャンスが存在し発展し続ける町であり、多くの可能性を秘めている」とその魅力を説く。数年先となる再開発後のビジネスチャンスにより期待を寄せている。
 地元の市場調査・研究を徹底し、バランスのいい品揃えにした。日本食、韓国食、欧米とその他のアジアンエスニック食の割合を3分の1ずつとして、国際色を全面に押し出している。こうすることで、他の小東京の日本食マーケットや韓国人街の同マーケットと差別化を図る。ミンさんが「コリアンマーケットでは決してない」と強調することもうなずける。
 現在の客層は日系、韓国系を合わせて約4割、残りの約6割が中国系、他のアジア系と米国人だという。「小東京の中心で商売をするので、日本人の買い物客に喜ばれたい」。ビジネスが軌道に乗れば、オーガニックや自然、健康食品も扱い、半数の客を購買力のある日本人をターゲットにしたいという。

韓国の太鼓奏者がグランドオープンを祝って店内を練り歩いた

 日本人が関心を持つ「品質」を売りにし、安全面には特に配慮。生鮮な野菜、魚(いけすを近々導入予定)、肉を取り揃え、米国産の神戸牛やトロ、ウニといった刺身、地酒など高級食材にも力を注いでいる。特に野菜は契約農家からの産地直送が自慢だ。価格は、他の店よりも抑えているという。
 ビジネスのみならず、地域に溶け込もうと、地元の年中行事にも積極参加し日系社会に貢献する意志を示している。「コミュニティーあってのビジネス」を肝に銘じる。
 グランドオープンのセレモニーを14日、地元政財界の代表が参列し催した。和太鼓や韓国舞踊、リボンカット、鏡割り、日本酒での乾杯など日韓の両国文化を織り交ぜ、新天地での門出を盛大に祝った。
 来賓が祝辞を贈り、ビジネスの成功を祈った。「ようこそリトル東京へ」と、歓迎の伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事。小東京の特徴を「歴史的な文化遺産を有する」と紹介し、「クオリティーと安全性、歓待という伝統のブランドイメージを守ってほしい」と期待した。
 あいさつに立ったミン・ゼネラルマネジャーは、「米国とアジアの食料雑貨を取り揃え、便利で快適に買い物ができる市場を目指したい。最高のサービスで高品質の商品を提供し、客と地域の声を聞きニーズに応えたい」と抱負を述べた。
 駐車は1時間無料。買い物をすれば1時間延長される。営業は年中無休で、時間は午前8時から午後10時。
 詳細は電話213・617・0030。ウエブサイト―
 http://woorimarketusa.com/
【永田潤、写真も】

関係者によるリボンカット

Share.

Leave A Reply