LTCC:創立10周年で記念式典、小東京の「声」届け続ける

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LTCCメンバーおよび政府関係者ら。受賞者は前列右からニシムラさん、バークさん、亀井さん、アイハラさん、伊藤輪番


 小東京の発展を確かなものとするため、地域の代表者が集まりコミュニティーの「声」を発信する役割を果たしてきた非営利団体「小東京協議会」(LTCC)がこのほど、創立10周年を迎えた。これを受け9月28日、全米日系人博物館(JANM)で記念式典を催した。
 月例ミーティングの後に催された式典では、小東京を管轄区に含む第9区のジャン・ペリー市議や、在ロサンゼルス日本国総領事館の伊原純一総領事、小田切敏郎領事がそれぞれ、LTCCの10年間に及ぶ活躍を称賛。「小東京の発展を確かなものにする」というミッションのもと、ロサンゼルス市警察本部や刑務所移転案、ゴールドライン延長、コンドミニアム建設、ジャパニーズ・ビレッジ売却、ロサンゼルス武道館建設など、小東京内のさまざまな問題、議題を話し合い、「小東京の声」を発信、コミュニティーの絆を深めることに大きく貢献したと、その役割を評価した。
 設立当初からのメンバーで、2001年から2年間にわたり議長を務めたハワード・ニシムラさんは、「当時、小東京にはそれぞれの議題を話し合う小さな団体がいくつかあったが、小東京全体の意見をまとめる団体がなかった」と、小東京発展のためにもLTCC設立の声が高まったと振り返った。
 設立当初は50人程度だった会員も、今では100人近くに膨れ上がり、コミュニティーをまとめる団体として存在感を増していった。
 05、06年と議長を務め、また小東京の美化のために桜の植樹に貢献してきた亀井敏彦さんによると、LTCCがここまで大きな規模に成長したのは、市が西本願寺横にロサンゼルス市警察本部と刑務所を移転させる案を発表した時だったと振り返る。「あの時、小東京は立ち上がり一つにまとまった」
 以来、LTCCはロサンゼルス市のみならず、各政府機関や周辺住民、ロサンゼルス・ダウンタウン、また住宅開発業者らと地道に友好関係を築き、その存在感を確実なものへとしていった。
 「日本人のための日本人町なだけでなく、今やアメリカ人のリトル東京になった」と亀井さん。小東京の多人種化が顕著となった今、「日本文化の保存がますます大事になってくる」。ニシムラさんも、「日系以外のビジネスオーナーらにも積極的に声をかけメンバーとなってもらい、本当の意味での『コミュニティー協議会』にするのが次の目標」と、LTCCの役割が今後さらに重要なものになると語った。
 式典では、加州のシュワルツェネッガー知事やロサンゼルス市などからLTCCおよび、アイリーン・ヒラノさん(JANM前館長)、ハワード・ニシムラさん(CPA)、伊藤憲昭輪番(東本願寺)、亀井敏彦さん(南加日系商工会議所)、クリス・アイハラさん(日米文化会館)、ジューン・バークさん(LTCC事務)ら6人に感謝状が手渡された。
 LTCCの次回月例ミーティングは10月26日(火)午前11時45分から午後1時まで、JANMで催す。
【中村良子、写真=吉田純子】

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