PL教団:環境に配慮した新館完成、地域社会にも利用呼びかける

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環境に配慮したPL教団ロサンゼルス教会の新館


屋根に設置された太陽光発電のパネル


 宗教団体「パーフェクト・リバティー」(PL教団、本部大阪府富田林市)のロサンゼルス教会は10日、トーレンス市内に建設された新殿堂(1130 W. 223rd St.)の落成式を催した。同新館には、太陽光発電の設置や自然採光の積極的な取り込みなど、環境に配慮した建物として、今後教団の利用のみならず、コミュニティーに幅広く利用してもらいたいとしている。
 敷地面積5万5443平方フィートの新殿堂を設計したのは、アルハンブラに本社を置く「M・オカモト&アソシエーツ」(MOA)。1990年に当時の同教団北米事務局、故林治夫師から設計の依頼を受け、約20年をかけて完成した。
 林師からは、「会員のために長く使え、また社会に還元できるよう、自然を最大限に生かした環境に優しい建物を」との依頼があったという。MOAの岡本雅夫代表は、「今でこそ、省エネや環境保全、太陽光発電など聞き慣れた言葉となったが、20年前の当時はまだまだだった」と、振り返った。
 同社は、屋根に太陽光発電を設置しただけでなく、発電された電気を常に充電できるようにし、非常時にはコミュニティーをサポートする役割も果たすように設計。また節電の一環として、ソーラーチューブを10カ所以上に設置し、自然採光の積極的な取り組みを図るとともに、高い天井付近に窓を設置することで、自然換気を促すなど、快適さを追求しつつ、自然に配慮した設計を心がけた。

北米教区長の矢野維昭師から感謝状を手渡されるMOAの岡本雅夫代表(右)


 外装に関しては、周辺住宅地との調和を保つため、瓦やブロックなど自然の素材を極力使用、かつ金属パネルで時代を象徴的に表現。また、敷地内の樹木は庭園業を営む会員らが植樹し、手入れをしている。
 PL教団北米教区長の矢野維昭師は、長年待ち望んだ新館がオープンしたことを「大きな前進の第一歩」とし、「教会の活動のみならず、社会貢献の一環として、より多くの方々に利用してもらいたい」と、コミュニティーにも幅広く利用してもらいたいと呼びかけた。
 PL教団ロサンゼルス教会は、1957年に一般の自宅にて日曜詣や座談会などの活動が行われたことに始まる。その後60年に一軒家を教会として布教活動が始まり、今年で50周年を迎える。ロサンゼルス支部を含め、米国内には9支部、カナダに2支部、またオーストラリアに1支部あり、北米の会員数は4000人から5000人と言われている。
【中村良子、写真も】

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