UC,CSU:授業料値上げに反対デモ

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 カリフォルニア大学(UC)理事会は18日、UCサンフランシスコ校で開かれた会議で、2011年の秋学期から授業料を8%引き上げる案を15対5の賛成多数で可決した。
 カリフォルニア州内からの学生の授業料は822ドル増しの1万1124ドルになり、年間約1億8000万ドルの歳入増が見込まれている。このうち約1/3が学生への学資援助に使われる。授業料には登録費や寮など大学施設利用料は含まれていない。
 授業料の全額免除を受けられる学生は、これまで家族の総年収が7万ドル以下の学生が対象だったのに対し、今回の決定で8万ドル以下の学生までに適用が拡大された。またUC当局は、家族年収が12万ドル以下の学生に対し最初の年に限り引き上げ分を免除することを決めた。これにより学士過程に学ぶ18万1000人のおよそ55%の学生がこの恩典を利用できると見込んでいる。
 17日には、授業料の引き上げに反対する学生らが、同理事会が開かれていた建物の前でデモを行い、13人が警察当局により逮捕された。そのうちの10人がUC在籍者だという。
 デモに参加した学生は「高額な学費を払うためにローンを組み、複数のアルバイトを掛け持ちする学生が非常に多いのが現状だ」と授業料の引き上げ反対を訴えた。UC当局は、教員の無給休暇や授業数の削減などを補うため、授業料の引き上げが必要だと主張している。
 同大学機構は今年初め、すでに32%の引き上げを決定し、今秋から実施されている。UC機構はバークレー校、ロサンゼルス校、アーバイン校など現在10校あり、約22万人の生徒が在籍している。  
 一方、一足早く、カリフォルニア州立大学(CSU)評議員会は10日、来年の秋学期までに授業料を段階的に15・5%引き上げすることを承認している。これにより、CSU機構の学士、修士課程、資格取得プログラムに通う学生の2011年度の冬学期と春学期の授業料は5%、秋学期からはさらに10%値上がりする。
 CSUに通う州内の大学生の年間授業料は4884ドル、資格課程プログラム在籍者は5670ドル、大学院生は6018ドル収めることになる。
 CSU当局は、同大学に通う大学生の半数が学資援助により授業料が上がっても影響は受けず、さらに多くの学生が学費の増額を補うため、連邦税の税額控除を受けられることから利点もあると言及している。
 しかし、学生や教授陣は授業料引き上げに反対。CSU職員組合は、8年間で242%の値上がりに相当するとし、この提案を非難していた。
 CSUは現在23校、約43万3000人の学生が在籍している。

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