お正月イン・リトル東京:正月文化披露し祝う―遠方から多人種も参加

0

LA着物クラブによるもちまき。中央右が新ミス着物の髙橋アルファ(有葉)さん。同左は準ミスの柚原恵さん

 元日恒例の新春祝賀イベント「お正月イン・リトル東京」が、ウエラーコートとジャパニーズビレッジプラザを両会場に開催された。「HAPPY NEW YEAR!」と祝うめでたさが溢れる中、遠方の多方面から来たさまざまな人種の参加者が、書き初めや獅子舞など日本伝統の正月文化を体験して盛大に祝った。

書き初めで、今年の干支「兎」にちなみ「跳」を揮毫する米国書道研究会の生田博子会長

 イベントは南加日系商工会議所(半田俊夫会頭)が主催し、日本と日本文化に馴染みの薄い日系の若い世代や他人種に、そのよさを紹介するとともに、小東京の活性化につなげるのが目的。13回目を迎えた今回は、オレンジ郡、ベンチュラ郡、リバーサイド、サンディエゴなど広範囲にPRしたことが功を奏し、遠路はるばる訪れた多くの非日系の参加者で賑わった。また、元日は閉めていた商店も営業するなど経済効果は顕著に現れ、町を潤している。
 今年も心配された天気だが「日本晴れ」に近い空が待ち受け、ステージでは日本文化・芸能を中心とした多種多様のパフォーマンスが次々に演じられた。太鼓、三味線、琴の演奏に民謡、日本舞踊、獅子舞、華道、武道、着物ショー、書き初め、もちまきなど見るものを飽きさせない。美声や息の合った演奏を披露したり、力のこもった模範実演に大きな拍手が送られた。

花柳若奈会の日本舞踊【写真上】留学生ホットラインのおしるこブース【同下】

 日本食を売る、焼きそば、たい焼き、甘酒、おしるこ、各種もちには、長い行列のできる屋台が見られた。各ブース約600人分用意したというが、完売などと人気を博した。縁日コーナーでは、子どもたちがミニ凧作りや折り紙に熱中し、日本文化を満喫。髪にかんざしの晴れ着姿や袴姿が見られ、会場の方々で正月情緒が漂った。
 半田会頭は、同イベントが南加日商の掲げる「小東京の活性化と地域貢献」を同時に果たしていることを強調。多くの参加に勇気づけられ「小東京の『未来』を見た」と表現するのは、これをきっかけにさまざまな人種が小東京の魅力を「発見」(半田会頭)することで「またここに戻って来てくれる。小東京はポテンシャルのある町」と喜ぶ。「小東京は日本人と他の人種のみんなのもの」と力を込め、市の施設や官庁街と隣接しており「地の利」を生かすことができると主張し「共存共栄」を訴える。
 小東京でのイベント開催にこだわるのは「文化が息づいているから」と意義を説く。トーレンスやガーデナ、ウエストLA、オレンジ郡の各所には日系のスーパーやレストランがあるものの「文化はない」と指摘。「みんなでがんばって小東京を守り、日系社会の発展につなげたい」と話した。【永田 潤、写真も】

元気よくもちつきをする女の子


今年も大勢の参加者で賑わった


紅白餅を手に入れようと、大きな声を上げ必死の子どもたち

Share.

Leave A Reply