全米日系人博物館:最優秀博物館賞を受賞―LAで初、加州で4番目の栄誉

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ナショナル・メダル賞のメダルと賞状を披露する(右から)ヤノ館長、アラード下院議員、ゴードン・ヤマテ同館理事

 全米日系人博物館(アケミ・キクムラ・ヤノ館長)は昨年、連邦政府機関である「博物館・図書館サービス協会(Institute of Museums and Library Services=IMLS)」から「ナショナル・メダル賞(最優秀博物館賞)」を授与され28日、同館で受賞を記念した祝賀セレモニーを開いた。
 同賞は、教育、経済、環境、社会貢献などの分野で秀でた活動が認められる博物館と図書館に与えられ、全米で最も栄誉ある賞。毎年10組織(5博物館、5図書館)が表彰され、それぞれに1万ドルが授与されている。ロサンゼルス地域で同賞を受賞したのは同館が初めてで、制度ができた1994年以降、加州全体では4番目、博物館では2番目の栄誉に輝いた。

受賞を祝った鏡開き。左端がヤノ館長

 開館して25年になる同館は、革新的なプログラムを推進。米国の少数民族として文化の紹介・教育に努め、多様性のある米国社会の理解に寄与したことが今回認められた。授与式は昨年12月17日、ホワイトハウスで行われ、ヤノ館長ら代表が臨み、ミッシェル・オバマ大統領夫人からナショナル・メダル賞が贈られた。
 祝賀会で、約200人の参加者を前に来賓が祝辞を述べ、ヤノ館長があいさつに立った。
 同館をIMLSに推薦したルシール・ロイボル・アラード下院議員は「日系米国人の功績を若者へ教える貢献のみならず、それらを後世に伝えており表彰に値する」と称賛。伊原純一総領事は「日系人のストーリーは2世で終わることはない」と説明し「現代の日系社会で活躍する新世代の若者やアニメ、他の文化をプログラムに取り入れてほしい」と希望。「偏見と戦った日系人の活躍は、民主主義を勝ち取ったアメリカンストーリーである」と述べ、同館の役割の重要性を説いて発展を祈念した。
 ヤノ館長は、受賞は「名誉なことでみんなの支援があったから」と強調。同館の使命を「日系史を保存し人々に伝えること」と説明した。館長は、活動を他の人種の米国人に知らせることが重要とし「コミュニティーメンバーに趣旨を分かってもらって、活動に参加してほしい」と支援を求めた。
【永田潤、写真も】

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