加州 ブラウン知事:予算案発表、人員削減と税引き上げ延長を

0

 カリフォルニア州のブラウン新知事は10日、加州が抱える280億ドルの財政赤字の解消に向け、現在一時的に施行されている車両ライセンス料などの税率引き上げを今後5年間継続し、さらに州公務員の大幅な人員削減を掲げる予算案を発表した。
 同知事は予算案の中で、現在暫定的に実施され7月に期限終了を迎える所得税や消費税、車のライセンス料の引き上げ延長を、住民投票で問う旨を発表した。 
 知事選では、11月の知事選で住民投票による承認なしに税金の引き上げを行わないと公約していることから、是非を問う特別選挙に向けて州議会の承認を得たいとの意向を示した。
 しかし、加州では2年前にシュワルツェネッガー前知事のもと、税金の引き上げ延長の是非を問う住民投票が行われたが、否決された。今回も承認への道のりは険しいとの見方が強まっている。
 ブラウン知事は「断固たる行動がない限り、雇用創出や公共教育の向上などに向けた加州財政の立て直しは不可能である」と主張。ほかに、低所得者への公共サービスをカットし125億ドルの予算削減を図る策や、カリフォルニア大学(UC)や、カリフォルニア州立大学(CSU)への教育関連予算を10億ドル削減する案を発表した。
 景気後退の影響を受け、加州財政は依然悪化の一途をたどっており、税収は著しく減少。失業率は、09年の8月から12%以上をマークし、昨年11月の州全体の失業率は12・4%だった。
 加州は今会計年度で60億ドル、7月1日から始まる会計年度では190億ドル以上の財政赤字に直面している。
 さらにブラウン知事は、連邦遺産税の変更にともない、加州の財政難は12年6月までに281億ドルまで膨れ上がり、270億ドルの歳入減が見込まれるだろうと予測している。 

Share.

Leave A Reply