小東京で日米ファッションが融合:アパレルブランド「illest」がオープン

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 開店を待ちわびるおよそ250人の長蛇の列。最前列グループは前日午後6時半から並んでいた若者ファッションを発信するアパレルブランド「illest」が11日、小東京の2街通りの木村フォトマートがあった店舗にグランドオープンした。日本の若者のストリートファッションに影響を受けたという同店には、オープン前から開店を待ち望むファンおよそ250人が長蛇の列を作り、その長さはサウスサンペドロ通り角の二宮金次郎像を超えて延びていた。
 

日本人の血を引く「illest」のデザイナー兼オーナーのマーシャレーさん

サンフランシスコの日本町に第1店舗「Fatlace」があり、ロサンゼルスは2店舗目。ロサンゼルス店では以前ナイキでデザイナーをしていたオーナーのマーク・マーシャレーさん自らがデザインしたTシャツやトレーナー、ジャケット、帽子、ジーンズ、かばんなどの商品が並ぶ。
 渋谷や原宿の若者のストリートファッションと米国のヒップホップ・カルチャーを組み合わせた商品を展開し、常に最新の流行を押さえるため、年に数回は日本に足を運ぶというオーナー。日本のストリートファッションの第一人者でもある服飾デザイナーのNIGO(ニゴー)氏とも意見交換を行い、トレンドをいち早く吸収するよう心掛けているという。
 洋服のほか、車のイベントも開催しているという同ブランドは車両用ステッカーやライセンスプレートもデザインし人気を集めている。
 商品価格は30〜300ドルと幅広く、日本のファッションとヒップホップが融合するデザインは、ここ米国でも多くの若者の心を捉えている。
 顧客は主に10代から20代が多いというが、特にターゲットは絞らず、「日本のストリートファッションに興味のあるすべての人に、商品を手に取って最新の流行を感じてほしい」とマーシャレーさんはメッセージを込める。
 同ブランドはブログを駆使し、ファッションのみならずヒップホップ・カルチャーなどの情報も発信。月に200万人がブログを見ているという。この日の開店も特に宣伝は行わず、ブログにオープニング情報を掲載しただけだ。
 

しっかりとしたデザインのかばんや靴

客層は人種を問わず、男女ともにファンを獲得している様子が伺えた。
 最前列に並んでいたパサデナ在住のディン・エラースさんとアダム・イラムさん、レドンドビーチ在住の田村ションさんは開店前日の午後6時半から折りたたみ式の椅子を持参し、並んだという気合いの入れよう。
 エラースさんは日本にも何度か訪れ、原宿に行った際、若者のファッションセンスに驚いたという。
「日本の若者は個人がそれぞれ違ったジャンルの服装を楽しみ、オリジナリティーに溢れている。とってもかっこいい」と語り、あまり足を運んだことがなかったという小東京も、同ブランドの開店で「日本を感じられるので、また来たい」と気に入った様子だった。
 記念すべき開店初日にともない、列に並んでいた最初の50人には、同ブランドオリジナルのi-phone携帯ケースがプレゼントされた。
 今後は東京やニューヨークにも店舗展開を目指すオーナーの、今後の活躍に期待がかかる。【吉田純子、写真も】

空間を生かした店内の様子

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