小東京に公園建設:アートパーク事業で意見交換、PCPCがデザイン検討会開催

0

ティンカートイ駐車場周辺の線で囲まれた中央スペースがアートパークの建設予定地(PCPC提供)


 「計画文化遺産保存推進委員会(PCPC)」(岡本雅夫委員長)は19日、月例ミーティングを催し、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)およびゴーフォーブローク横にある敷地に建設予定のアートパークについて、コミュニティーの意見を集めるためのデザイン検討会を催した。小東京の住民や事業主、市代表者や非営利団体のメンバーら約40人が集まり、公園に望むことなどを話し合った。
 アートパーク事業は、ジャッジ・アイソ通りとテンプル通りの角にある俗称ティンカートイ駐車場からMOCA、ゴーフォーブローク横、1街北側の店舗裏にあるスペースに公園を建設するという計画。ジャン・ペリー市議オフィスによると、昨年12月にロサンゼルス市地域再開発局(CRA)とエンジニア局が覚書を交わし、今後予算や建設スケジュールなどを決定していく。
 事業はまだ準備段階であるが、PCPCの岡本委員長は、「市が本格的に動き出してからではコミュニティーの意見が反映されないことがあるので、今の段階で意見をまとめておく必要がある」として、初の検討会を催した。
 集まった40人は、日本語テーブル1つを含む計4つのグループに分かれ意見交換。公園建設にはほぼ皆賛成で、話し合いの中心は警備や管理、公園のデザインや機能性などについてとなった。
 市は公園の管理者を提供しないため、必然的にコミュニティーの管理になる。よって、管理者や管理費などの問題が挙がった。管理費捻出案としては▽駐車場を残す▽レストランやカフェ、ファーマーズマーケットをオープンする―など意見が出た。
 さらに、ホームレスなどの寝泊まりを避けるため、時間を決めて門を開閉する案が上がった他、安全面から可能性は低いが、公衆トイレの設置を希望する声も多かった。
 一街北側でビジネスをする参加者らは、仕入れの搬入やゴミ出しなどで裏口を利用しているため、「公園との境に柵などを設けてほしい」と要望。また公園のデザインや機能性では、ドッグパークの要望が多かった他、ピクニックやBBQ、イベントなどが開ける広場、日陰スペース、フラワーガーデン、遊具の設置などの意見もあり、「高齢者や子供が利用しやすい公園に」との声が多かった。
 PCPCの岡本委員長は、今後も同様な検討会を予定しているといい、より多くのコミュニティーの意見を求めている。PCPCは小東京協議会(LTCC)内に設けられた文化や遺産の保存を推進する部門で、毎月第3水曜日午後2時から、日米文化会館5階でミーティングを開いている。【中村良子】

Share.

Leave A Reply