日米文化会館:日韓文化融合し「事始め」―劇場改修、来年はノグチプラザで

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「真境名本流」による沖縄の伝統舞踊

 日米文化会館は日本と韓国それぞれに古代から伝わる楽器演奏や舞踊を披露して初春を祝う「事始め」を2日、日米劇場で催した。同劇場は改修工事のため一時閉場するため、来年の事始めは会館前のノグチプラザで行われる。

中村浩二の和太鼓演奏

 事始めは、同館アーティスティックディレクターの小阪博一氏がコーディネートし、今年のテーマ「初便り」に沿った各種パフォーマンスが繰り広げられた。 
 日本は太鼓に三味線、琴、横笛、沖縄舞踊、韓国が雅楽と舞踊。地元のアーティストによる共演で、約750人の観衆を魅了した。最後は小阪氏による初矢の清めの儀式でステージを終えた。
 サンディ・サカモト理事が新年のあいさつを行った。昨年の諸行事を振り返ったが、中でも最大のイベントとなった開館30周年の記念一環行事を強調。演歌歌手のジェロやジャズピアニストの松居慶子などが共演した特別公演、また前進座・歌舞伎を招聘するなどし「充実したプログラムができてビジョンが持てた」と誇った。昨年同様に「今年の2011年もいい年にしたい」と希望した。
 文化会館が所有する日米劇場は、震災の補修工事のため今月いっぱいでサービスを停止する。着工は未定だが、工期は約1年半とされている。理事は同劇場を「コミュニティーの宝」と感情を込め、工費捻出のためのファンドレイズを行うといい協力を求めた。

「板割り」の儀式で矢を射る小坂氏

 工事について、利用者には文書で告知している。これまで劇場で行っていた文化会館のプログラムは、ノグチプラザのほかトーレンスのアームストロング劇場などを利用し、アニメや活動写真シリーズの上映は近郊の映画館で行うという。工事期間中もイベントのプログラム制作やスタッフ派遣など各種サービスは従来通り継続する。
 小阪氏は、劇場が再開した際には、能や狂言などの記念公演を開く意向を示している。
 同館の詳細は電話213・628・2725。
 www.jaccc.org/
【永田 潤、写真も】

韓国の舞踊【写真左】韓国の雅楽【同右】


日米文化会館幹部と来賓による鏡開き。左からジャン・ペリー市議、サンディ・サカモト理事、4人目が伊原純一総領事

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