沖縄県人会新年度総会と親睦会:呉屋さんが初の女性会長に―会員増強で「楽しい県人会に」

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めでたい卯年生まれの年男、年女と、役員、来賓らが音頭をとった乾杯

 約860世帯、2500人を超す会員数を誇る南加県人会で最大の北米沖縄県人会は16日、モンテベロのクワイエットキャノンで、約700人の参加者を集め新年度役員就任式と親睦会を催した。新会長に呉屋君子さんが就任し、創立102年の長い歴史の中で初の女性会長が誕生した。呉屋会長は「会員増強によるさらなる規模拡大」を公約に掲げ、「楽しい県人会作り」を目指す。
 ステージでは、さまざまな出し物が琉球の舞踊、民謡、三線、琴、祭太鼓の各演奏、空手実演、鏡割りなどして、新会長、新役員と新年の門出を盛大に祝った。
 就任のあいさつにたった呉屋会長は、2009年に100周年を迎えることができたのは「歴代会長の努力と会員の支援のお陰」と謝意を表した。「会員の要望や意見を真しに受け止め、理事会に掛けて発展に役立てたい」と抱負を述べ、またコンピュータークラスの開設に意欲を示した。

比嘉朝儀前会長(左)に楯を贈る呉屋君子新会長

 呉屋さんは宜野湾出身。1962年、留学のため渡米し、ハワイのカピオラニ・コミュニティーカレッジを卒業した。加州に移住して、ガーデナ仏教会の日本語学校で昨年6月まで25年間、教べんをとった。県人会では、教職の経験を生かして2002年に、県費で沖縄系の子弟を母県に送るプログラム「ジュニア・スタディー・ツアー」の団長となり手腕を発揮した。
 県人会に約30年間在籍し、理事に就くなどして支える呉屋さん。県人会での最大の功績は、高齢化が進み約10年間活動休止状態にあった婦人部を建て直したこと。当時の比嘉朝儀会長から婦人部部長に抜擢され、再建を一任された。会費を徴収し、カジノツアーやファンドレイズのイベント企画、料理・クラフトクラスを開講し活性化につなげた。メンバーは毎週、何かのイベントで顔を合わせることで団結を強め、県人会への意識の高揚に成功した。
 会長に就任し「会員を増やして大きくして、楽しい県人会にしたい」と願う。「若い子を引きつけないと、大きくならない」を持論に3、4世に着目し勧誘を図る。沖縄文化に興味を持つ20代の若者が多く活動するが「まだまだ」と気は抜かない。会の運営は第一言語の英語を継続し、次世代を担う若者のための運営には変わりはない。歴代会長の方針を踏襲しながら、新たな取り組みにも意気込む。
 新企画の第一弾は、子育てが終わり時間ができた女性を主な対象にした日本語コンピュータークラスの実現だ。大規模の組織では意思疎通が必要と強調し、Eメールで連絡を密にしたい考えだ。「中古でいいので、コンピューターを寄付してほしい」と呼び掛けている。
 前会長の比嘉氏は、県人会協議会会長に就任する。沖縄からの会長就任は33年前の玉栄正一氏、2007年の沢岻安和氏以来3人目。県人会は今年もさまざまな催し物を開催し、その最大のイベントが5年に1度、母県で開かれる第5回「世界ウチナーンチュ大会」。10月13日から16日まで催され、参加を呼び掛けている。
 北米沖縄県人会の詳細は同センターまで、電話310・532・1929。
【永田潤、写真も】

琉球古典音楽「かぎやで風節」の演奏

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