裏千家淡交会LA協会:山下宗裕社中が点前、初春の一服でもてなす

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山下宗裕社中による初点式。手前は亭主を務める小島秀明さん


あいさつに立つ金井紀年会長


 創立60周年を迎えた茶道裏千家淡交会ロサンゼルス協会(金井紀年会長、笠井宗京幹事長)は9日、2011年度初点式を小東京のキョウト・グランドホテルで催した。会場には、初春らしく淡い色の着物姿の女性や、袴姿の男性らが見守る中、山下宗裕社中の点前で初点式が行われ、100人を超える招待客や会員らをもてなした。
 新年のあいさつに立った金井会長は、「主な日本文化には『道』という文字がついており、これは他の文化には見られない特徴である」と述べ、「茶道の道をこれからの生き方の大きな道ととらえて」と会員に言葉を贈った。
 在ロサンゼルス日本国総領事館の進藤雄介首席領事は、「茶道という世界に誇る日本の伝統文化を、ここアメリカの地において実践、継承し、日米両国の友好と相互理解に少なからず貢献されてきたことに深い感謝と敬意の念を表さずにはいられません」と同会の活動を称賛、「卯年である今年が、まさにうさぎのようにぴょんぴょんと飛躍する年になりますようお祈りいたします」と締めくくった。
 初点式では、大角宗孝・教授部長の解説のもと、禅宗寺の開教師でもある小島秀明さんが亭主を、アーサー・和幽・ケネディーさんが半東を務め、正客に進藤首席領事、次客に日商の山城キティー上級副会頭、三客に淡交会オレンジカウンティー協会長の小泉宗由さん、末席に今日庵参事の松本宗静さんを、また下壇席の半東は山本忠明さんが務め、正客に金井紀年会長、次客に協会名誉会長のグレン・宗成・ウェブ博士、三客にキャロル・宗喜夫人、末席に堀口・バートロサンゼルス協会副会長をそれぞれ迎え、厳かに初春の一服を満喫した。

あいさつに立つ今日庵参事の松本宗静さん


 食前の祈りの中でウェブ博士は、「日本語の『今年もよろしくお願いいたします』にぴったりと来る英語はないが、基本的には『I’m asking you to treat me kindly』(=どうか優しく接してください)という意味に近い」と述べ、「今年はいつも以上に人と優しく接することが出来るように心がけましょう」と呼びかけた。
 最後は、今日庵(京都市上京区)と茶道裏千家淡交会が、国内外における茶道文化の普及・発展に顕著な功績を収めた人に授与している名誉ある「茶道文化賞」を昨年受賞した、今日庵参事の松本宗静さんが、来賓および会員に感謝の言葉を述べ閉会した。
【中村良子、写真も】

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