マービスタ・ファーマーズマーケット:被災地復興の支援活動―募金や太鼓演奏、歌を披露マービスタ

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大勢の観衆を前に演奏するLA祭太鼓

 サンタモニカ、ベニスに近いマービスタ・ファーマーズマーケットは15日、日本人による東日本大震災の被災者救済イベントを開催した。ブースを出し支援団体が義援金を募り、各パフォーマーは太鼓演奏や歌、ダンスを披露し来場者に支援を呼び掛けた。1667・99ドルを集め、地元の民間募金団体を通して被災地に送られる。

ダンスを披露する日本人パフォーマー

 チャリティーイベントは、同マーケットのマネージャー、ダイアナ・ロジャーズさんの発案。同マーケットのベンダーで、ビバリーヒルズとサンタモニカでフローズンヨーグルト店「Sno:la(スノーラ)」を経営する川島正子さんに話を持ちかけ、川島さんが支援団体や各アーティストの快諾を得て実現した。
 イベントでは、日系の民間支援団体が寄付を募り活動を紹介。同団体は、地震発生直後から活動を始め、義援金集めはもとより被災地に赴き、おむつやミルクなどの緊急物資を送り届けた実績を持つ。ブースでは、お守りネックレスや同イベントで歌われた音楽CD、リストバンドなども販売され好評を得た。
 日本人アーティストによるショーは、LA祭太鼓の力強い演奏を皮切りに日本の歌を歌ったり若者がダンスを披露。参加者は、次々に繰り広げられるパフォーマンスに大きな拍手を送り、寄付に協力した。ラッフルチケットが販売され、各ベンダーから無償提供された新鮮なオーゲニックの野菜や果物が賞品として贈られた。
 近所に住むロバート・ウィンフィールドさんと妻のアンナさんは、毎週歩いて同マーケットを訪れる。夫妻は、テレビで津波が町を襲う凄まじい映像を見て胸を痛めた。被災者支援のブースを訪れ、寄付先を紹介された。これまで、大型ハリケーン「カトリーナ」やチリの大地震など世界の災害の救済基金に寄付してきたが、まだ東日本大震災に寄付をしていないのは「寄付金を確実に届けてくれる団体を知らなかったからで、高率の手数料をとる赤十字が嫌で絶対にしたくない」と説明。

ブースで説明を受けるロバート・ウィンフィールドさん(左)

これまでの寄付は、災害の起こった市などに直接送ったという。日本への支援について「がれきの撤去はまだされておらず、再建には費用が掛かる。人々が本当に立ち直るのは年月を要すため寄付は大事」と述べ、長期支援を力説した。
 ファーマーズマーケットのロジャーズさんは「アメリカ人は津波の惨劇をテレビで見て支援を行ったが、2カ月たった今は日本からニュースがほとんど入ってこないので忘れてしまっている」と指摘。「支援の意識を高めるための今日のイベントが開かれてよかったと思う」と開催の意義を強調した。
 マービスタ・ファーマーズマーケットは、8月頃にオープン5周年の記念イベントを催し、バンド演奏などで祝う。ロジャーズさんは「マービスタは心が広い人たちがたくさいるので、記念イベントで震災復興支援活動すればみんなが絶対に助けてくれる」と述べ、日本人グループの参加を希望した。
 チャリティーショーは、マーケット始まって以来の人出を記録。企画した川島さんは「期待以上の人が集まってくれて成果を挙げることができ、日本に対する関心が高いことが分かった。ありがたい」と喜ぶ。支援活動は長期的に行う必要があるとし「(震災直後の)最初の頃の活動の盛り上がりを継続しなければならない」と力を込めた。
 川島さんは、サンタモニカとウエストチェスターのファーマーズマーケットでも今回と同様の活動を企画している。
 復興支援活動の詳細は川島さんまで、メール―
 [email protected]
【永田潤、写真も】

支援団体の活動に関心を寄せブースを訪れる人々


募金箱にお金を入れる女の子


被災者救済募金に協力する子どもたち

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