パサデナ姉妹都市委員会:復興支援コンサートを開催、義援金4800ドルが被災地へ

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阿波踊りダンサーと一緒に踊る同委員会のマーシャ・モンテス代表(右)

1957年から静岡県三島市と姉妹都市提携を結ぶパサデナ姉妹都市委員会が5月21日、パサデナメモリアルパークで東日本大震災の復興支援コンサートを開催した。およそ40人の運営スタッフと、その呼び掛けに応じパフォーマンスを披露したパサデナシティカレッジの学生や、阿波踊りダンサー、LA祭り太鼓ら約170人はすべてボランティア。被災地復興への願いがコンサートを通してひとつになった。
 

コンサートに訪れていた長洲未来選手

コンサートにはおよそ330人が訪れた。入場料10ドルが義援金となるほか、多くの人が寄付に参加し、その日だけでおよそ4800ドルが集まった。義援金は全額、三島市に直接送られた後、仙台市の被災地に届けられる。
 同委員会の代表を務めるマーシャ・モンテスさんは、三島市では大規模な被害は出なかったものの、東北地方では多くの人が犠牲になったことに「少しでも力になりたい。何かしたい」との思いから、震災後すぐに「自分たちにできる形で支援しよう」と立ち上がった。地域コミュニティーで活躍するアーティストらに協力を呼び掛けると、多くの団体が賛同。復興支援コンサートを開催する運びとなった。
 コンサート出演者をはじめ、運営に携わる人はすべてボランティア。同委員会メンバーの鈴木清恵さんは、何もないところからのスタートだったにもかかわらず、日本の被災者を助けたいと願う米国人の行動力、そして多くの人の協力に「感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べ、参加者全員に謝意を表した。
 ボランティアスタッフのひとりで日本に留学経験のある大学院生クリスティーナ・ヘルナンデスさんは、コンサートを開催するにあたり、ポスター作成や会場運営に協力してくれるボランティアを集めた。フェイスブックも活用し多くの人に参加を呼び掛け、カリフォルニア工科大学に通う日本人大学院生も、コンサートを陰で支えた。
 阿波踊りを披露した大月健輔さんは震災後、各所で行われてきた復興支援のイベントに参加してきた。震災から2カ月以上が経過した今だからこそ「コンサートを通して、震災のことをあらためて思い出してほしい」と訴える。
 来場者の中にはフィギュアスケート2008年全米女王でバンクーバー五輪4位の長洲未来選手の姿もあり、「米国からできる支援をしたい」との思いから訪れたという。7月にはショー出演のため日本に行く予定になっており、「被災者の方々には、スケートをみて元気をだしてほしい」と力を込めた。
 ギリシャ料理やアイスクリームのフードトラックもこの日のために集合。コンサートを楽しみながら各国料理に舌鼓をうち、休日のひと時を日本の復興支援に貢献し過ごす観客の姿があった。【吉田純子、写真も】

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