人々の意識変えた大震災

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 東日本大震災後100日が過ぎた。「あの日」を境に生活や人生が変わったのは被災者だけではない。NHKは朝の番組で人々の意識がどう変わったかを特集した。
 震災後結婚が急増:いざという時に頼りになる人が欲しい。今まで突っ張っていたが弱さを素直に出したら恋愛に進んだ。できる時に結婚したい。反対に、大切な人を失う辛さは嫌だから結婚しない、結婚すると責任が、という人も。
 家族関係:家族の絆が強くなった。夫が頼もしく思えるようになった。有名校に行かなくても子供は元気で仲間と遊んでほしい。何が起きるかわからない、一日一日を大切に、朝は笑顔で送り出す。休みで子供や夫が家にいると大変⇨賑やかで嬉しい。両親を前よりも大切に。計画停電で家族3人ひたすらトランプ、家族の意味をしみじみ感じた(男子大学生)。大切なものの優先順位を考えるようになった。反対に、震災で風評におろおろ、買い貯めなど夫の本性が見えた。
 外部に:ボランティア活動に飛び込み、消極的で閉じこもりの自分に仲間ができ生き甲斐が広がった。積極的にご近所と付き合い、自治会にも参加。コミュニティーのあり方を考えるようになった。
 自分:やることの優先順位を明確に。シンプルライフ。物欲が薄くなりおしゃべりに。見栄がなくなり弱さを見せられるようになった。
 さまざまなことを考えさせられた大震災、節電で町からは過剰照明が減り、電車の間引き運転、エスカレーターの一部運転休止、冷房温度手控えにクールビズ、それでも生活は困らない。贅沢や過剰便利を見直すきっかけになったことは間違いない。人々は、人間何が最低必要か、何が本当に大切なのか、家族とは、仲間とは、自分や子供が生まれてきた意味は、などを自分に問いかけている。
 地域自治体同士の助け合い、原発のあり方、日本のエネルギー政策や防災体制、ボランティア活動、日本の産業のあり方などを国民全体が考えるようにもなった。大震災という負の出来事を新しい国作りという正のエネルギーに変えることが多くの犠牲者への手向けとなるだろう。【若尾龍彦】

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