南加県人会協議会:小渕総理記念杯チャリティーゴルフ―1万ドルを震災復興に

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上位3位の表彰式。左から3位清水さん、2位小田さん、優勝者サエキさんの代理の父カズさん、比嘉会長、西元大会委員長

 南加県人会協議会(比嘉朝儀会長)は、東日本大震災の復興支援を第一の目的に第9回「小渕総理記念杯チャリティーゴルフトーナメント」(西元和彦大会委員長)を5月27日、モンテベロ・ゴルフコースで開催した。純益から1万ドルを義援金として被災地に送る。大会は総勢143人がキャロウエイ方式で優勝を争い、ブライアン・サエキさんが優勝した。

ロンゲストドライブ賞に輝いた新井美由紀さん

 復興支援の趣旨に賛同した各県人会からの会長、会員をはじめ日系諸団体の代表らが勢揃いした。ホールには、ホールインワン、ニアピン、ロンゲストドライブ、サークルショット、スキンゲームなどの各賞が設けられ、和気あいあいとプレー。親睦を深めながらも、賞狙いの競技性の高い熱戦が繰り広げられた。優勝したサエキさんは、父カズさんによると「日本救済の大会と知らされたので、協力しなければ」と参加を決めたという。
 プレーを終えた小田切敏郎領事があいさつに立ち、協議会の復興支援活動に謝意を表した。総領事館には5月26日までに140万7251・12ドルの寄付金が集まったことを公表。その中には協議会からの4万1000ドルが含まれているという。領事は、寄付を受けた他国出身者の地域社会を「日系と似ていて、助け合うコミュニティーの力を感じた」。だが、被災した地域社会はそういう力が破壊されたと指摘し「元の状態に戻ってほしい。力添えをお願いします」と

ニアピン賞を獲得した6番ホールで、2メートル弱のバーディーパットを沈め、ガッツポーズを決める昨年の覇者ニック吉村さん

再建の支援継続を望んだ。
 大会は慈善目的に毎年開催されており、今年は被災者支援を優先させた。その他は、日系社会のさまざまな公益に役立てられる。西元大会委員長は「厳しい経済の中でも多くの寄付を受け、たくさんの人が参加してくれた」と感謝。「みんなが頑張ってくれて、予想以上の結果が出た」と成功を喜んだ。
 県人会協議会は、復興のための募金委員会(マック宮崎委員長)を設けた。大会会場には、4つの募金箱を設置。寄付金は、これまでに7万ドル超を集めている。活動は今後も継続し、各県人会が催すピクニックやボウリング大会でも寄付を募るほか、親睦演芸会(10月16日、クワイエットキャノン)は被災地宮城県南三陸町出身の歌手まきのめぐみを招く。11日午後2時からは、西本願寺別院で犠牲者追悼法要を営む。
 比嘉会長は、震災の募金活動を通して加盟41県人会と他の日系諸団体が協力する横のつながりの重要性を再認識したという。長期支援へ向け「震災後に強めた結束を維持して頑張りたい」と述べた。【永田潤、写真も】
 
 
 

和気あいあいとプレーした秋田県人会の(左から)ミチ柴田さん、冨野史夫さん、藤原平雄さんと、パシッフィクコーマス・バンクのケン・オオタさん


【写真左】鹿児島県人会の新沢三郎さん【同右】ローリングヒルズの森茂さん

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