日米文化会館:創立50周年のJBAを表彰―日米劇場再開へキャンペーン開始

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パシフィック・パイオニア賞の授与式。左からサカモト日米文化会館理事長、木下浩一JBA会長、ジャン・ペリー市議

 日米文化会館は開館31周年を祝うとともに日米親善と同館の活動に寄与した団体と企業、個人を表彰する晩餐会を18日、同館のノグチプラザで催した。JBA(南カリフォルニア日系企業協会・木下浩一会長)らが各賞を受賞。日米劇場の再開を目指しては、改修費と運営費捻出のためのキャンペーン「Rasing The Curtain(幕を上げる)」が発表された。

伊原純一総領事の音頭で乾杯するJBAの会員ら

 JBAは1961年に創立し、今年3月に50周年記念式典を催して盛大に祝った。今回受賞したパシフィック・パイオニア賞は、会の活動の目的の1つである「地域貢献・地域融和」が高く評価された。また、同館の施設改修に協力したアラタニ財団とロサンゼルス市地域再開発局(CRA)、同館日本庭園を設計した上杉武夫さんが表彰された。これら3者の貢献を「フェーズ1」と呼び、同劇場の再開キャンペーンを「フェーズ2」として協力を求めた。
 JBAは、非営利団体への寄付や奉仕活動を継続。また会員の日系各企業は、雇用創出など地域への経済的貢献を果たしている。JBAは、日系社会では二世週祭を支援したり、日系人の有力団体「米日カウンシル」と手を組むなどし、日本と米国の橋渡し役を務めている。木下会長は、受賞のあいさつで「日系を含む地域社会に支えられて活動できている」と感謝。日米文化会館に対しては「日本劇場を再開させ、充実した日本文化のプログラムを行ってほしい」とエールを送った。

「フェーズ1」の表彰者。左からサカモト理事長、上杉武夫さん、CRAのケレン・ヤマモトさん、アラタニ財団のサカエ・アラタニさん、クリス・アイハラ専務理事

 あいさつに立った伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事は、自説の「文化の力」を説いた。「言葉の壁がある日系米人と在米邦人の各コミュティーをつなぐことができるのは、共通の文化を持つから」と力説。また「多様性に富んだ南加では文化が各地域社会の架け橋となる」と述べながら、日米劇場の再開によるさらなる発展を願った。
 表彰晩餐会は同館のファンドレイジングを兼ねており、活動の趣旨に賛同した約500人が集った。琴演奏や日舞が演じられたほか、和太鼓とインド舞踊のコラボレーションなどが披露された。
 サンディ・サカモト同館理事長は、今後行われるさまざまなプログラムの見どころを紹介。参加者の寛大な支援に謝意を表して「継続したサポートをお願いします」と呼び掛けた。【永田潤、写真も】

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