LAUSD、児童の肥満対策推進:糖分多い風味付き牛乳など禁止

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 ロサンゼルス統一学校区(LAUSD)は14日、児童の肥満を減らす取り組みの一貫で、今まで学校で提供してきたチョコレートやいちごの風味を加えた牛乳をメニューから外すことを、理事会メンバー5対2の賛成多数で可決した。
 1日約65万食を提供している同学校区のメニューも一新される予定で、コーンドッグやチキンナゲットなどの油分の多いファーストフードはメニューから消え、野菜を多く取り入れた料理を増やし、カリフォルニア寿司ロールやエスニック料理も加わるという。
 同学校区は2004年に学校内での炭酸水の販売を禁止。翌05年には、塩分を控え、飽和脂肪の摂取を制限し、トランス脂肪酸が含まれる食品の提供も禁止した。
 今年4月にはテレビのトークショウでセレブリティーシェフとして知られるジェイミー・オリバー氏も、チョコレートなどの風味が加わった牛乳は糖分が多く児童の健康によくないと批判し、禁止を訴えていた。
 同氏は今回の決定を受け、「児童の健康改善への大きな前進であり、今後、全米の学校区にもこの取り組みが広がるだろう」と喜んだ。ロサンゼルス郡では児童のおよそ3人に1人が肥満であるとされ、保護者の多くも風味付きの牛乳は過剰に糖分が含まれているとして、禁止を求めていた。
 一方、同学校区理事会メンバーのタマール・ガラザン氏は、風味のついた牛乳よりも同学校区が朝食時に提供しているジュースのほうがより糖分が含まれているとして、風味付き牛乳の禁止に疑問の声を投げかけている。
 同学校区で提供されていた無脂肪チョコレート牛乳は1カップにつき120カロリーで、糖分20グラム(80カロリー)、無脂肪いちご牛乳は130カロリーで、糖分26グラムが含まれている。ちなみにコーラの糖分は1カップにつき26グラム。
 児童が飲んでいる牛乳の約60%が風味付きであることもあり、風味付き牛乳の支持者や学校関係者からは、チョコレートやいちごの味がないと児童はまったく牛乳を摂取しなくなるのではとの懸念の声もある。
 学校のフードプログラムを管轄する農務省は、学校での風味付き牛乳の提供を認可しており、全米1の規模を誇るニューヨーク統一学校区でも依然風味付き牛乳は飲まれている。一方で、ワシントンDCやミネアポリス、加州のバークレー、カンプトン、サンディエゴの学校区ではすでに中止されている。  

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