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伊原純一総領事が帰国 :3年4カ月の任務遂行―「あっという間だった」

任期中の最後のイベント「感謝の集い」に参加し笑顔を浮かべる総領事夫妻

 8日に真規子夫人とともに帰国した伊原純一総領事。3年4カ月という異例の長さの任期を「あっという間だった。長くいたお陰で、いろんな人と知り合えラッキーだった。みなさんからこんなに親切にしてもらうとは思わなかった」と振り返った。

2009年7月に開かれたベートーベンの第九合唱。前列中央が総領事

 二世週祭、LA七夕まつり(七夕飾りのコンテストでは公的部門で総領事館が金賞受賞)、ベートーベンの第九合唱、新年会、50周年、100周年の記念祝賀イベントなどコミュニティー活動に参加すると同時に、邦人保護をはじめ政府が進める環境技術、日本の新幹線売り込み、日本食、アニメ・邦画の紹介などに力を注いだ。来年の桜100周年事業の成功と桜祭り振興に期待を寄せている。
 「コミュニティーの活動の中に入っていくのが楽しかった。32年間、10カ所の赴任地を経験したが、LAに来て初めてコミュニティーにかかわることができたことがうれしい」
 「これまでの日米関係は政府間の付き合いだと思っていた」というが、LAでの民間の草の根交流を目にし考えは変わった。「人と人との友情で支えられている。東日本大震災を機に、たくさんの方々から温かい支援をいただき、アメリカと世界の人々との友情の絆を再認識できたのは、大きな収穫だったと思う」「日本に祖先を持つ日系人は、日本にとって重要。日系社会の繁栄は日本の利益にもなるので、政府として応援したい」
 伊原真規子夫人
 LAの生活は「楽しい」の一言。専業主婦だったので、「総領事夫人」と呼ばれていろんな方々に会うことに最初は戸惑った。4団体の名誉会長もさせていただき、本当にみなさんには良くしていただき感謝している。これからどこに住んだとしても私にとってLAは第二のふるさと。

日系社会の代表の声
総領事の離任について

 ヘレン・オオタ元二世週祭委員長
 私が実行委員長を務めた2008年の二世週祭に初めて参加してくれた。「日本文化を紹介してとてもいい祭りだ」と誉めてもらった。日本と日系社会のさまざまな団体の懸け橋となって献身してくれた。ドジャースの日系コミュニティーナイトで総領事が始球式を務め、私がキャッチャーをしたのが思い出。
 ビル・ワタナベLTSC所長、小東京歴史保存協会会長
 小東京の歴史保存の重要性に理解を示してくれた。小東京のイベントにも積極的に参加し、小東京のプロモートを手伝ってくれた。総領事館を小東京に呼び戻すことにも賛成してくれ、これからの運動の励みになった。
 テリー・ハラLAPD副本部長
 われわれが受け継ぐコミュニティースピリットを分かってくれ、日本政府を代表して日系社会に尽くしコミュニティーの一員となってくれた。帰国して寂しくなるけど、すばらしい仕事をしてくれたのでやり残したことはないだろう。
 木下浩一JBA会長
 JBAの創立50周年記念行事でお世話になり、フォーラムでも講演してもらった。本当によく日米の経済を勉強していて、いいアドバイスをもらった。総領事公邸を「ショーケースにする」と言って、日本の環境技術や日本食を紹介し、日系企業の強い味方になってくれた。
 半田俊夫・南加日商会頭
 任期の間、コミュニティーのためにノンストップで精力的に働いてくれた。いい仕事をしてくれたので、本人は悔いがないだろう。ここにいなくなって寂しいけど、北米局長になれば大栄転になるので、祝福したい。将来はアメリカに大役(駐米大使)として戻ってきてほしい。

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