南加県人会協議会:若き8人に奨学金授与、親睦演芸会で被災地にエール

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表彰状を手にする奨学金受賞者の8人(後列)。前列は、左から2人目が南加県人会協議会の比嘉朝儀会長、3人目が新美潤・在ロサンゼルス総領事

 南加県人会協議会(比嘉朝儀会長)が16日、モンテベロ市のクワイエットキャノンで第32回親睦演芸会を開催した。この日は新しく着任した新美潤・在ロサンゼルス総領事も出席。日本文化の継承に励む日系子弟に送られる育英奨学金授与式のほか、各県人会による民謡や舞踊、日本からは東日本大震災で甚大な被害がでた宮城県南三陸町出身の歌手、まきのめぐみが参加し歌声を披露。会場を沸かし、およそ650人の出席者は被災地復興に向け気持ちをひとつにし、ロサンゼルスから日本にエールを送った。
 育英奨学金は日本舞踊や民謡、武道、書道などさまざまな分野における日本文化への理解と継承に励む学生に送られる。今年の奨学金受賞者は、川名久美代さん(日本舞踊・愛媛県人会推薦)、桑山綾子さん(書道・長崎県人会推薦)、藤原玄親さん(日本語・秋田県人会推薦)、新垣有紀さん(沖縄民謡・沖縄県人会推薦)、岡村圭太さん(武道・鹿児島県人会推薦)、摺木都亜さん(日本語・三重県人会推薦)、荻窪啓之さん(南加道産子会推薦)、シャートクリフ貞子さん(書道・群馬県人会推薦)の8人。
 代表として摺木さんがあいさつに立ち、これまで12年間日本語を学び続ける中で「何度もやめようと思った」ことを振り返った。「これからは日米のために働き貢献したい」と将来への夢を語ると、会場からは前途ある若者に温かい拍手が送られた。
 8日に着任し、日系コミュニティーでの活動を開始した新美総領事が来賓を代表してあいさつに立ち、米国でさまざまな分野で日本文化の継承に励み、継続的な努力を続けてきた受賞者を称え、激励の言葉を贈った。
 

被災地復興の願いを込めて歌い上げるまきのめぐみ

演芸会では、福岡、和歌山、群馬、熊本、広島、鹿児島、山口、北海道、福島、埼玉、滋賀、東京、沖縄の13県人会の有志がこの日のために練習を重ねた民謡や舞踊、歌謡曲などを披露。東日本大震災の復興への思いも込められた今年の演芸会では、ステージ上に「頑張れ日本」とのメッセージがそえられた七夕飾りも飾られた。
 福島県からは同県人会有志が集い、これまで支援してくれた人々への感謝の気持ちを込めて、応援歌「I love You & I Need You ふくしま」を熱唱。被災地の1日も早い復興を願い、会場はひとつになった。
 とりを飾ったのは、宮城県南三陸町出身の歌手まきのめぐみ。自身も東日本大震災で被災し、現在は被災者を歌で励まし「南三陸町 夢大使」として故郷の復興のため尽力している。この日はアンコールも含め9曲を歌い上げた。
 南加県人会協議会にはこの日集まった収益も含め震災後からこれまでにおよそ17万ドルの義援金が集まった。うち14万ドルを総領事館に寄付し、赤十字社を通して被災地へと送られた。【吉田純子、写真も】

「I love You & I Need You ふくしま」を熱唱した福島県人会有志

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1 Comment

  1. Great hearfelt song for Nanka Fukushima Kenjinkai.Inc’s ” I love you and I need you Fukushima song” We need more having about “Appreciation and Simpathy feeling to everything.”

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