福岡県人会が敬老祝賀会:長寿の喜び分かち合う

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2011年度福岡敬老会に集まった金婚夫婦3組(前列)と77歳から94歳までの会員


あいさつに立つ宮里会長


 南加福岡県人会(宮里勝吉会長)は2日、77歳以上の会員および、金婚、喜寿、米寿、白寿を迎えた会員を祝う「敬老祝賀会」をモンテベロで催した。敬老会は1974年に始まり、38回目。
 末本幹雄さんの司会で開会した2011年の敬老会には約80人が集まり、金婚夫婦3組をはじめ、77歳から94歳までの計26人の長寿を祝い、会員とともに喜びを分かち合った。
 あいさつに立った宮里会長は、世界保健機構(WHO)から発表される「平均寿命ランキング」について触れ、世界、米国、南加福岡県人会それぞれの平均寿命を紹介。WHO加盟国193カ国中一番平均寿命が長いのは、男性が82歳でイタリアのサンマリノ、女性が86歳で日本、男女合わせた平均は83歳で日本。また米国男性の平均寿命は76歳(世界34位)、女性は81歳(同32位)、男女合わせた平均は79歳(同29位)。それに対し、福岡県人会の平均寿命は男性が83歳、女性が89歳、男女平均は87歳と、どれも世界一位を抜くほどの長寿であるとあらためて敬老会に出席した会員を称えた。
 宮里会長はさらに、東日本大震災の義援金集めについても触れ、集まった寄付金から宮城県、岩手県、福島県に直接1万ドルを送金し、県知事から礼状を受けたことを報告した。7月に行った募金で集まった9000ドルは、在ロサンゼルス総領事館を通じ日本赤十字社に寄付、さらに「You are not alone」とメッセージをプリントしたバックパックを送った被災地の高校生から届いた感謝の手紙を紹介、あらためて会員の協力に感謝した。
 会場では青壮年会の掘隆之副会長と婦人会の北原輝子会長がそれぞれ祝辞を述べ、参加者の健康を祈念した。

「絵日傘」を披露した今年デビューしたばかりの川上愛実ちゃん(3)


 今年結婚50周年を迎える北原宏範・輝子夫妻は、「1日1日を淡々と過ごしていたら50年経っていた」と笑って述べるとともに、夫婦円満の秘訣は、「物事をあまり深く考えず、互いに敬意を払うこと」と述べた。また太田久勝・ジョアン夫妻は、「山あり谷ありの人生を楽しむことが大切」と述べ、戦争や収容所を体験した一世や二世に比べ、現代の若者は「辛抱」や「我慢」の本当の意味が分かっていないと一蹴。それらを乗り越え、夫婦や家族に対し敬意を示すことが大切だと若者にアドバイスした。
 今年の最高齢者は94歳の井上文子さん。「今のお気持ちは?」とマイクを向けられた井上さんは、満面の笑みで「まだ生きていられて幸せです」と元気よく答えた。
 また89歳の西川光子さんと佐藤房子さんは双子の姉妹で、この日は2人仲良く敬老会に参加。11歳の時に母親を亡くした経験から姉妹の絆が深まったと言い、西川さんは長寿の秘訣を「何でも自分でやること」。夫が5年前からナーシングホームに入っていることから、「庭仕事、車の運転、家計、すべて1人でやっているのがいいと思う」と話した。また佐藤さんも、「毎日を忙しく過ごすこと」と話した。
 エンターテインメントでは、松前会による民謡、坂東秀十美さんと門下生による日本舞踊、ポリネシアンダンスやカラオケをはじめ、07年に設立された福岡県人会の太鼓グループ「鼓玄会」による伝統的な演奏を楽しんだ。「鼓玄会」は、7月に福岡の小倉で行われた「小倉祇園太鼓」の競演会に参加し、32チーム中6位という好成績を残した。
 南加福岡県人会の詳細はホームページで—
 www.fukuoka-usa.com/
【中村良子、写真も】

ステージ上でポリネシアンダンスを習う福岡県人会の会員

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