がってん回転すし:ウエストコビナに5号店―市長ら熱烈歓迎、船出祝う

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グランドオープンを祝うリボンカット。右から2人目が山本CEO。左隣がウエストコビナ市長

 昨年米国進出しロサンゼルス郊外に店舗を増やす「がってんすし」(本社アーバイン・山本幸成CEO)の第5号店が11日、ウエストコビナにグランドオープンした。セレモニーを開き、マイク・ツーウイー市長や地元商工会議所の代表らが熱烈な歓迎の意を伝え、新店舗の船出を盛大に祝った。

商売繁盛を祈願し、大きな包丁が披露された

 1987年に創業した「がってんすし」は、北関東を中心に日本で回転すし200店をチェーン展開する。創業者で代表取締役社長の大島敏氏は、同店のオープンを楽しみにしていたというが、開店3日前に他界した。山本氏は悲報に対し「何が何でも成功させようと、スタッフが一丸になって団結が強まった」と話す。開店のあいさつに立った山本氏は、故人の遺志を尊重し「がってんすしの看板をアメリカで多く上げていくことが使命だと思っている」と述べ、大島氏が進めた多店舗化構想を継続することを強調した。
 同市は日系のコミュニティーセンターを持ち、栃木県大田原市と姉妹都市提携を結ぶだけに親日家の市長は「日本食レストランがまた新たに生まれとてもうれしい」と喜ぶとともに、雇用創出、税収増加による経済効果にも期待を寄せた。
 業界ではカリスマ的存在の大島氏は歯科医師から転身し、郊外を中心に多店舗展開し事業を急速に拡大させた。米国5店の他に海外には、中国2店、韓国に回転すしと居酒屋を各2店出店した。魚とコメに馴染みのあるアジアに力を注ぐ戦略「環太平洋計画」を掲げ、北米市場は同戦略の一環で、今後は東アジアから東南アジアへプロジェクトを拡大させる途中だった。
 がってんは、米国で2種の業態を展開する。一つは1皿2ドル均一の「ジュニア」と呼ぶ店、他方は同社オリジナルスタイルで鮮度のいい旬の魚を使った店内加工・調理をモットーにする1皿1・50ドルから5ドルまでと価格が異なる「旬亭」店。アジア系をターゲットとするWコビナ店は、旬亭として高級感を押し出す。
 新店舗は、好立地のフリーウエー10沿いの南に位置する大勢の買い物客で賑わうウエストフィールド・ショッピングセンター内に構えた。

店長のトミーさん(左)ら日本人板前がすしを握る

75席の店内には、約100種類の料理が、値段で柄・色分けされた6種類の皿に載って回る。自慢のネタは、日本産のマグロ、カンパチ、ハマチ、スズキ、マダイの他、生きた甘エビ、ホタテ、アオヤギなどにも力を注ぐ。山本氏は「鮮度のいい魚を使ったおいしいおすしを味わってもらいたい」と抱負を述べ、次の6号店を2月頃に韓国街、7号店をガーデナに出店する予定といい、西海岸に今後3年間で15店舗に増やす計画を示した。
 同店の営業時間は、午前11時から午後9時半。日曜日は午後9時まで。
Gatten Sushi
Westfield Shopping Center
112 Plaza Drive
West Covina, CA 91790
(626) 960-4287
gattenusa.com/
【永田潤、写真も】

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