オ郡上級裁判所:ツユキ被告に禁錮18年、友人らから280万ドル詐欺

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 架空の投資話などを持ちかけ、幼少期から知る日系人の友人など33人から計280万ドルをだまし取った罪に問われたコト・デ・カサ在住のファイナンシャル・プランナー、ヒトミ・ツユキ被告(57)に対し、オレンジ郡上級裁判所のジェームス・ストットラー裁判官は4日、禁錮18年を言い渡した。

 しかし、同被告は9月30日に司法取引に応じ有罪を認めた上、すでに服役している2469日のクレジットにより、刑期は5年半程度になるとみられる。また過密状態が続き問題となっている州刑務所ではなく、被告は、オレンジ郡刑務所に拘置される。
 判決によると、ツユキ被告は1997年11月22日から2007年11月8日まで、「友人や家族にだけ提供できる投資がある」などとうその投資話をもちかけ、幼少期から知る友人や、ボイルハイツで父親が教師を務めていた「金光教ロサンゼルス」の信者などから計280万ドルをだまし取り、オレンジ郡の高級住宅街コト・デ・カサの自宅やマンモスにある別荘、ゴルフの会員権、自家用車の購入などに充てた。
 当局は、レストランの少数株主持分を含む被告の資産を差し押さえたが、イベット・パトコ検事局長補佐によると、被害総額の5~10%程度という。
 10月28日、老後や将来の蓄えをすべて失った被害者のうち、3人がストットラー裁判官の前でその経緯を陳述。幼少期から家族でつき合いがあったというサンディ・カトウさんは、第二次大戦中にトパーズ強制収容所に収容されたカトウさんの父が米政府から受け取った補償金2万ドルを含む計6万ドルを奪われ、信頼していた「友人」に裏切られた苦しみを訴えた。
 ツユキ被告は、定期的にレターヘッドのある便せんでニセの資産報告書を発行するなどし、相手を信用させていたという。パトコ検事局長補佐は、「高配当を約束した投資話を持ちかける詐欺と違い、ツユキ被告は、知り合いの高齢者や未亡人、離婚者などを狙い、妥当な配当内容で相手を信頼させ詐欺を働いた」と述べた。【中村良子】

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