ガーデナの遊佐さん:4州回った旅行記出版―40年の在米生活紹介も

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 ガーデナ在住で、リムジンドライバーを務めるジョージ遊佐(ゆさ)さんが、グランドサークルなど4州を10日間かけて回った旅行記「キャンピングカーで行く西部四〇〇〇キロの旅と僕の滞米四十年」をこのほど自費出版した。自身の米国生活40年についても紹介している。
 遊佐さんが故郷北海道の幼なじみ6人とともに旅したのは、2008年8月のこと。「何としても記録に残しておきたかった」と、執筆を思い立った。しかし、早朝出勤や深夜までハンドルを握ることもあるため「一気呵成」とはいかず、書き上げるまでに約3年かかった。

著書を手にするジョージ遊佐さん

 同書は道中での出来事ばかりではなく、カリフォルニア、アリゾナ、ユタ、ネバダの4州、8つの国立公園の見所や上手く回る方法などを伝えており「単なる自分の旅行記ではない。旅行がスムーズにできるように読者に教える意味がある」と遊佐さんは説明する。旅で撮った写真をカラーで掲載。国立公園の絶景や各所の景勝、美しく咲く花々や木々、名物料理など、思わず旅に出かけたい気分にしてくれる。
 またレンタカー業10年の経験から得たアメリカでの運転の心得を説き、日本からの旅行者にもガイドブックとして愛読されている。州法の違いや砂漠での車の故障、野生動物との接触事故など注意を促している。
 文字は、高齢者に配慮して大きくし、読みやすいと好評。内容には「感動した。読んでいて飽きず、楽しかった。多くを学んだ」などの声が寄せられ、遊佐さんは逆に勇気づけられびっくりしているという。
 在米40年の中で、身の回りにさまざまなことが起こった。LA暴動、メキシコ国境でのアクシデント、メキシコ大地震の被災者救援活動、ペルーにも支援の手を差し伸べ当時のフジモリ大統領から感謝状を受け取ったことなどが記されている。
 執筆を終え製本を待つ間に、甚大な被害をもたらした東日本大震災が起こった。被災した子どもたちの中には、親を亡くした子も多くいることに心を傷めた。本の売り上げを使い孤児を招いて一緒に旅行することを考えており「グランドキャニオンやモニュメントバレーなどを見せて自然の雄大さを感じ、元気になってもらいたい」と夢見る。「あしながキャンピング」と銘打つ、この旅の実現まで「健康でいなければ」と意気込んでいる。慈善の観点からも「1人でも多くの人に読んで協力してもらいたい」と希望する。
 同書は旭屋書店のトーレンス、ガーデナ、ウエストLA各店で、15ドルで販売されている。
 遊佐さんのメール―
 [email protected]

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