日系人部隊に最高勲章「議会金メダル」:第2次大戦の功績たたえる

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 連邦議会で2日、第2次大戦中に欧州の激戦地で戦った日系人部隊に対し、大統領自由勲章と並び、米国最高勲章のひとつである「議会金メダル」を授与する式典が開かれた。日系人が「敵性外国人」として戦時収容所に隔離された時代に、米国への忠誠を示すため最前線に向かった兵士らの功績が、終戦から65年以上を経て認められた。
 受章者は米陸軍の第100歩兵大隊と第442連隊戦闘団、軍情報機関(MIS)の元兵士ら1万9000人で、式典には元兵士や遺族ら1000人以上が出席。南カリフォルニア地区からもおよそ30家族が歴史的式典に立ち会った。
 日系人部隊は主にドイツ、イタリア、フランス戦線に投入され多数が死傷。第100歩兵大隊は真珠湾攻撃の前にハワイ州在住の日系人で結成され、第442連隊戦闘団は三分の二がハワイ州から、残りが米本土から志願した日系人で編成された。
 激戦が繰り広げられたヨーロッパ戦線では戦闘開始からわずか10カ月間でおよそ700人の日系兵士が命を落とした。一方で、戦地での勇敢な活躍から米陸軍史上で最も勇敢かつ優秀な部隊であったと称えられ、最も多くの勲章を授与された部隊としてその功績が高く評価され、多数の名誉勲章やシルバースター勲章を受章している。およそ6000人の兵士が所属したMISは日本軍の通信傍受などを担当した。
 戦後66年が過ぎた今、日系人部隊の元兵士は高齢化が進み、政府当局によると、第100歩兵大隊、第442連隊戦闘団、MISの3部隊の昨年までの生存者は3500人で、全員が85歳以上だった。また今年に入りこれまでに、同3部隊に所属した元兵士370人が亡くなっている。
 元兵士が高齢となったことなどを踏まえ、日系人の多いカリフォルニア州民主党のバーバラ・ボクサー上院議員とアダム・シフ下院議員らが戦後65年に合わせ昨年、議会金メダルの授与法案を提出し、議会の可決を経てオバマ大統領が同10月に法案に署名していた。 

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