UCデービス:デモ参加学生に催涙スプレー

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 カリフォルニア大学デービス校(UCD)で18日に学生が行った反格差社会抗議デモで、座り込みをしていた学生に対し、至近距離から催涙スプレーを噴射した学校警察の警官2人と警察署長に対し、大学側は休職処分を言い渡した。催涙スプレーを噴射している様子はインターネット上でも公開され物議をかもしている。
 当時、抗議活動は比較的穏やかに行われ、暴動などは起きていなかった。大学側は警官2人の名前は公表していないが、21日に発表した声明によると、ひとりは新人で、もうひとりは勤続年数が長いベテラン警官だったという。
 カリフォルニア大学機構のマーク・ユドフ総長は、「言論の自由は同大学機構のDNAであり、過去を振り返ってみてもこれまで抗議活動は暴力なしに行われてきた」とし、今回の事態が異例であったことを強調。
 一方、UCDのリンダ・カテヒ学長に対し、深刻な事態における同学長のリーダーシップ力の欠如を指摘する声が相次ぎ、辞任を求める動きも強まってきている。これに対しカテヒ学長は30日間で事件の真相究明を行うことを約束し、辞任しない意向を示している。
 各地で行われている抗議デモだが、ロサンゼルス市警察(LAPD)によると、市庁舎前にテントを張り、占拠が行われている周辺で犯罪件数が増加しているという。
 市庁舎付近にあるロサンゼルス・モール内のCVSファーマシーでは10月下旬からこれまでに730ドル相当の洗面道具やアルコール飲料、応急処置用品が盗まれているという。同店の従業員は、市庁舎前でのキャンプが始まってから盗難が多発していると指摘。
 これに対しデモ隊の代表者は反論せず、「デモ参加者の多くが無職で現金を所持していない」と言及した。
 LAPDは、10月1日からこれまでに強盗や盗難などで24人を逮捕。こうした犯罪はロサンゼルス・ダウンタウンのテンプル通り、2街、ヒル通り、アラメダ通り周辺で頻発しており、当局は注意を呼び掛けている。 

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